「buku」最新号出ました。

okatake2008-09-21

あーあ阪神、こうなってしまったのね。13差あった巨人に追いつかれるとは。もうどうでもいいや。
土日のこと、あんまり思い出せないけど、「中央公論」古本特集の、「岡崎武志が選ぶ旅情を誘う古本町ベスト10」をなんとか入稿。9000字というから400字換算で20枚以上ある。
金沢と奈良はこのために取材したけど、等分にということで、苦労しました。函館、仙台、鎌倉、松本、金沢、京都、奈良、倉敷、門司港、熊本を最終的に選ぶ。
「buku」ができました。表紙及びインタビューは栗山千明。かつて、篠山紀信が撮った彼女の写真集が、べらぼうな古書価がついていると聞いたことがある。
ぼくは「町映画があったころ」の第9回目。再び京一会館にまつわる、大変なできごとを書いてます。ちょっと脚色ありだけど。
「ブ」があちこちで、この休日、セールをしていたけど、ぼくは、土曜日、娘と昼食を食べたあと、ひさしぶりに一ツ橋「ブ」へ。本は文庫、雑誌ふくめ半額、CDは500円、250円がそれぞれ半額セールだった。本のことは措くとして、CD、ジャズのコーナーに、聞いたことないレーベルの、よくあるバッタもん系の廉価版がひとそろい出ていて、どうせ、半チクなベスト盤だろうと思って、クレジットを見たら、そうでもなくて、ライブを収録したものとか、どうもオリジナルくさいものが混じっている。マッコイ・タイナーのライブソロ、オスカー・ピーターソントリオ、セシル・テイラー、ミンガスの4枚を1000円で買う。録音はあんまりいいと言えないが、演奏はどれもいい。これは思わぬ買物でした。ふつう、セシル・テイラーは入らないだろう、この手の廉価版シリーズに。
夜は、IWハーパーをぐいぐいやりながら、NHk「世界ふれあい町歩き」(麗江)「わたしが子どもだったころ」(篠原勝之)を見る。もう、NHkだけで生きていくんだ。篠原勝之、クマさんは、昭和17年の生まれ。鉄の町、室蘭で17まで過ごし、とにかくぼおーっとしたコドモで、級友にも、父親にも始終スポイルされ続けた。木のゴミ箱に入って、編み物をする小学生だった。青ばなを垂らし、父親に、将来なにになるんだ、と聞かれ、「ヨモギになる」と答えて叩かれた。鉱石ラジオで、遠い東京を夢見る。そんな少年だった。これは、前回見た、川上未映子よりはるかに面白かった。
11月1日に広島、それからうまく行けば、10月初めに大阪のラジオ出演で、大阪へ行きます。大阪は超大物がスケジュールつかなかった時の代打で、もちろんそれでも大阪へ行けるなら、ありがたくお引きうけする。
明日は、夜、高円寺「コクテイル」でライブ。雨みたいだけど、予約していなくても、行こうと思ったら、来てみてください。なんとかなるから。