帰ってきました。

okatake2008-09-15

今日、午後、金沢、奈良取材旅行から帰ってくる。収穫の多い旅だった。とくに金沢では、金沢文圃閣の若き社長の田川くんに、2日間、あれこれすっかりお世話になってしまった。金沢がいい印象なのは、田川くんのおかげ。初めっからあきらめていた、山の中の古本屋「ダックビル」さんへ行けたのも、田川くんが車を運転して、連れていってくれたからだ。でなきゃ、とうてい無理だった。
古本カフェの「あうん堂」さんとも話せてよかった。気持のいい店だった。ジャズのLPがずらり並んでいて、こんどは夜にお邪魔して、ガンガン聞きたい。
そうそう、高校の同級生で、金沢に単身赴任している白井とも会えた。兼六園にも行かない、あれも見ない、これも見ないだが、古本旅はそれでいいのだ。
京都へサンダーバードで戻ってきて、ジュンク堂BAL店で山本と待ち合わせ。フェアが終ったら、冷遇されているのではないかと、思ったら、いい場所に二ヵ所で、『新・文學入門』も『雑談王』も、面陳、平積みで置いてくれていた。さすがはジュンクだ。市木くんに挨拶。井上玲子さんの顔も見にいく。
このあと、善行とおちあい、弟が移転再オープンさせたユーミンバー「キャラメルママ」へ。河原町三条少し上がり、朝日会館の脇の路地を入るとすぐ右のビル、三階にある。場所がいい。内装も凝ったというだけあって、真っ赤な壁に落ち着いた照明、いい店になった。
すぐ隣りが教会で、クリスマスには大きなツリーが飾られるだろう。ちょど三階の店の窓からそれが見えるはず。店内には「恋人はサンタクロース」がかかるだろう。ムード満点や。弟は、教会で結婚式があるからその二次会に使ってもらうため、いちおう、クリスチャンになろうかと思っている、という。ほんま、バチあたるで。
1時間ほどいて、弟の誘いで、山本と三人、文学バー「図書館」へ。数年前訪ねた、壁に本棚がある小さなバー。若いママさんは、右腕がしびれて使えないとまず言って、そのあと、変わった客の話を次々とする。同業の弟はあきれていたが、山本とぼくは、大いにその異端ぶりを喜ぶ。「これは、完全にこっち(我々と同類)の人間やなあ」と、高瀬川沿いを歩いて帰る。山本と二時間、カラオケで仕上げ。
奈良は、山本善行にナビゲーターを頼んだ。二人とも京都へ帰ってきたらよれよれで、ジャズ喫茶「ヤマトヤ」で惚けていました。
くわしい話は「コクテイル」でします。
帰り、国立でジャズCDを、と「デ」で、バーゲンのせいもあるが、4枚も買ってしまう。
帰宅して、郵便物を仕分けし、メールをチェック、返信していたらどっと疲れる。もうガタガタ。
また、一週間が始まった。
写真は、1967年録音のビル・エヴァンストリオのビレッジ・ヴァンガードライブ。めちゃくちゃいいなあ。飛び跳ねてらあ。
そうそう、青山ブックセンター本店で「新・文學入門」フェアが先週から始まってます。渋谷周辺、目黒あたりまでを押さえた古本屋マップ(工作舎の石原サンの足で書いた力作)つき、フライヤーが配布されます。ぼくと山本が出品した古本のリストもあり。これ、永久保存です。