隣りから内藤の声が

okatake2008-07-31

朝、TBS。ついたてを隔てた隣りのスタジオ待合室がにわかに騒がしくなったと思ったら、今朝の「悠々ワイド」のゲストが、昨日試合に勝った内藤がゲストで呼ばれてスタジオ入りしたのだった。興奮した声だけ生で聞く。
終えて、締め切りがたまっているので、一度帰宅しようと思ったが、1時に下北沢取材がある。いくらなんでも慌ただしすぎる。今日から京王百貨店の古本市があるので、ハイヤーで新宿まで送ってもらう。それでもまだ一時間ぐらい間があり、駅構内喫茶店に入り、坪内祐三『東京』をひたすら読む。ずっと首を下に落として読んでたから、京王に向かう時、首が凝っていた。こんなの初めて。
京王は開店ラッシュの第一陣を避け、焦らず、がっつかず、廻る。竹岡書店さんに挨拶。思ったほどの人出じゃない。「手塚治虫 過去と未来のイメージ展」カタログ1000円は、もっと早く手に入れていれば、『昭和三十年代の匂い』が楽に書けた。ロマンブックス林房雄「青空乙女』はさのしげ装幀200円。それに草森紳一『マンガ・エロチシズム考』ブレーンブックス525円は安い。
下北沢へ移動。まだ一時間余裕があり、また「マサコ」へ入る。近所のおじさんのたまり場になっていて、ポリープを切ったとか、新聞が入ってなかったぞ、とちょうど客できてた新聞配達のわかものに苦情を言ったり、まるでジャズ喫茶の雰囲気なし。せっかくのビル・エヴァンスがだいなし。でも、おもしろかったけど。
今日は「白樺書院」「幻ゆう社」「気流舎」とまわる。紙袋がいっぱいになった。それなのに、吉祥寺で「ブ」へ寄り、中島らも『異人伝』、中島美代子『らも』とらも本を二冊、買う。前者が2004年6月7日発行で、このときまだ生きていた。同年7月26日死去。そう考えて読むと、なかなか感慨深いものがある。
「パルコ」地下で大阪弁資料で新刊を何冊か買う。いよいよ紙袋が重たくなる。帰宅したら、北康利『蘭学者 川本幸民』PHPという本が届いて、なんだっけと思ったら、「潮」で依頼された書評用の本だった。携帯で依頼を受けたので、どんな本だか忘れてしまっていた。そうか、これか。
いくつかゲラを返したり、電話を受けたりで、夕食後、バタンと寝る。22時に起きてBSで「世界ふれあい旅歩き」、今回はコペンハーゲン。自転車の町なのだ。
本を整理しながら、大阪弁小説の資料を集め、さあ、これからだ。
コップから水がこぼれ始めてきた。
工作舎の石原さんから、ネット上で発表された、『新・文學入門』の書評、ブログ評など送信される。近代ナリコさんが、長い、心のこもった紹介文を書いてくれている。善行のことも、ぼくのことも知ってくれているから、顔を思い浮かべながら書いてくれたのがわかる。