『本棚 2』ヒヨコ舎

okatake2008-07-28

矢作俊彦傷だらけの天使』(講談社)書評、ようやくサン毎に送る。ちょっと手こずってしまった。それは、この小説が1974年のドラマ「傷だらけの天使」の三十数年後を創作ノベライズしているから。
いろいろサイトで調べたら、オサムが住んでいたペントハウスつきボロビルが、代々木にまだ現存しているということだ。新宿とばかり思ってたが、代々木だったのね。こんど、行ってみよう。近々とりこわされる予定あり、ともあったから。
午後、『本棚』(ヒヨコ舎)第二弾の取材で、拙宅に編集部のお二人が見える。地下へ足を一歩踏み入れたところで、二人とも「おおっ、これはすごい!」と喚声を挙げる。まあ、ふつう、そうだろう。
「どこでも好きなだけ写真を撮っていてください」とカメラマンに告げる。一時間強、あれこれ本とのつきあいについて喋る。第一弾は、川上未映子桜庭一樹と、このあとすぐ芥川、直木賞を受賞する二人を予想するように登場させていて、あっと思った。角田光代さん、みうらじゅんさんも登場していた。
第二弾には、ぼくのほか、やくみつる有栖川有栖西加奈子、都築饗一、安西水丸各氏が登場予定。今夏中に発行、とあったがほんとかね。
夕方、少し眠る。
サンデー毎日」書評ページの一ページ書評に、毎日の文化部の重里徹也さんが『新・文學入門』を、ていねいに熱く紹介してくださった。ありがたい。
夕方、西の空がすごい夕焼けで染まった。思わず見とれる。家族で「バーミヤン」で夕食。さいきん、また外食が多くなった。帰り、家具店でCDラックを買う。階段の大型ラック二つがもう満杯で、自分の仕事部屋用に。「ブ」へも寄り、講談社『昭和二万日の全記録』の昭和59ー62年を買う。これ、とっても便利なクロニクルで、安ければ買う。105円はありえない安さ。川上弘美『光ってみえるもの、あれは』中公文庫、山口淑子藤原作弥李香蘭新潮文庫を買う。後者は所持している確信があったが、ちょっと調べたいことがあって。
『昭和三十年代の匂い』がそろそろ関係者、知人に届いたらしく、メール等でお礼や感想が届く。
月末にかけて、ちょっとまた仕事がたまってきた。