キナコ・カフェでカレーを

okatake2008-07-24

蝉時雨汗かくための夏来たる
俳句なんか作ったりして。あ、季重なりか。まあ、どうでもいいや。いや、ほんと、これは暑いわ。朝8時ごろ起きたんだけど、まったく仕事へ向かう気力なく、時刻表ばかりいじっている。昼、妻と外食。けやき台団地のシャッター商店街にできた、カフェ「キナコ・カフェ」で昼食。カレーしかないんだけど、ひよこ豆のカレーはおいしかった。アイスコーヒーもおいしかったし、デザートのティラミスまで平らげた。これで場所が吉祥寺なら、流行るんだろうけどねえ。女性店主一人でやってる店で、その健気ぶりに応援したくなる。
それで、夕方5時まで、とうとうパソコンに向かいながら一行も書けなんだ。まいったなあ。「共同通信」書評用、西部邁『妻と僕』飛鳥新社とどく。さいきん、畑違いの書評の依頼が多いが、それでも担当者が「ぼくに」というんだから、何かあるんだろう。
「遊歩人」から、風俗小説5本を選んで原稿を、という依頼があり、一瞬、これも適任者がほかにいる気がして断ろうと思ったが、ほかの執筆者を聞いたら、大御所ばかり。これは逆に、そのなかに加えてもらえるなら、やったほうがいいと判断、引き受ける。重鎮ばかりなので、ちょっとぼくみたいなのが、一枚かんだほうがいいだろう、と思って。なんか、我ながら若手、という感じだったな。
ようやく、夕食後に大物原稿をあげて、ひとフロあび、ビール、ウイスキーを飲みながら、CSで「俺たちの朝」第5、6話を見てしまう。なんだか、くせになっちまった。ぼくも大学時代、同じクラスの男子2人と、同じボロアパートに、部屋は別だが、暮らしていた時期があって、楽しい思い出として残っている。家族もどこか、他人との共同生活のようなところがあり、いや、やっぱり違うか。
「俺たちの朝」、庭に井戸があるのな。水道もあるけど、けっこうこれを活用しておる。第5話は、故郷の静岡からヌケ作(秋野大作)の父親が上京してきて、「駿河会館」で会う。ヌケ作は「消費者の窓」という雑誌社に勤めていて、歩いて父親に会いに行く。「駿河会館」とは、中央大学の会館で、とすれば、ヌケ作の勤める雑誌社は神保町かいわい、という設定ではないか。しかし、これは江の電に乗りたくなるドラマですね。第6話で長谷直美のちょいと色っぽいシーンあり。しかし、これは見れば見るほど、誰もかれもがみごとなキャスティングだな。
ようやく「クロワッサン」美術館特集、とどく。この号の著者インタビューページに、自宅の前で撮った写真でぼくが登場しております。これ、けっこう長ダマで撮ったの。