学研新書、送稿

okatake2008-06-13

三省堂トークが終わったあと、夜はコクテイルです。岡崎、山本の「古本悩み相談」も受け付けますので、
あれこれ質問用意しておいてください。


岡崎武志山本善行 ライブ対談】

工作舎『新・文學入門』の刊行を記念して、古書界のツワモノ2人が語る、語る、歌う?
山本善行さん解説付きで、お楽しみ古書オークションもあります!


日時: 7月5日 19:00 開場  19:30 開始

チャージ:1,000円

場所: 杉並区・高円寺 古本酒場コクテイル
    phone: 03-3310-8130


*要予約。お申し込み&お問い合わせは以下にお願いします。
03-3310-8130  cocktailbook@hotmail.co.jp

それから、明日から、神戸で林さんの個展、油彩ですぞ、が始まります。
ちょうど期間中、22日海文堂で、山本善行とサイン&トークの会があるので、行けることになりました。
神戸の方はいち早く、海文堂に来てくださるみなさんは、ぜひ22日にどうぞ。
◉窓 ISTANBUL, BOLOGNA, PARIS 林哲夫油彩画展
 6月14日(土)〜25日(水)正午〜午後7時(最終日午後6時まで)
 火曜日は午後6時まで
 ギャラリー島田

◉林が会場に詰めている予定日は下記の通り
 14(土)、15(日)、18(水)、21(土、トーク)、22(日)
 25(水、最終日)


学研新書、ようやく全原稿を送稿する。年末から正月にかけて、ミクシィを使って半分ほど書いた原稿に、その後書き足し、付け加えた。ミクシィの仲間にはお世話になりました。ここにお礼を申しておきます。
なにがなんだかわからないまま今日になり、朝から「中央公論」用に、西村京太郎『十津川警部 アキバ戦争』徳間書店を一気に読む。アキバであんなことが起るとは、思いもしないでベストセラーとして選んだのだが、あんなことが起った後に読むと、あちこち、別の意味でひっかかってくる。しかし、頭を空にしてぼくは普通に退屈せず読んだ。
昨日は、サンデー毎日で仕事、そのあと、今年もやります毎日新聞社ムック「神保町ガイド」の打ち合わせ。いくつか企画案を出す。
帰り、飯田橋「ギンレイ」で、「やわらかい手」「いつか眠りにつく前に」の2本を見る。
「やわらかい手」が、ちょっと変わった味の短編を読んだようでおもしろかった。孫が死病にかかり、手術のための費用を捻出するため、マギーという老年の未亡人が、その類いまれなる「やわらかい手」を使って、風俗店に勤める。穴から出てきたペニスを手だけで昇天させるのだ。
いつか眠りにつく前に」は、タイトルのせいか、最初の方の3分の1を眠ってしまった。ヴァネッサ・レッドグレイブとメリル・ストリープの演技合戦あり。しかし二人とも老けたねえ。ストリープの若い頃を演じた女優が、よくこんなの見つけてきたなあ、と思えるほど、本人の若い頃を思わせる風貌だったが、あとでサイトで読むと、本当の娘なのな。飯田橋「ブ」で3冊。この日、やたらに演劇関係、戯曲がたくさん出ていた。新潮社の例の書き下ろしの函入りの戯曲ね。あれ、たくさん出ていた。その関係の古本屋さんは買っておいたほうがいいんじゃないかな。車中で丸谷才一『月とメロン』文藝春秋を読む。
福永武彦『草の花』を20年ぶりぐらい、いやそれ以上ぶりに、少し読み始めている。
今井舞が中田英寿をくさしている、というので「週刊文春」を買う。いまいちばん冴えている週刊誌ライター。上野千鶴子の「新・家の履歴書」がおもしろかった。あと、テレビ出ずっぱりの三谷幸喜にも苦言の記事。そうでしょう? ちょっとなあ。「古畑任三郎」を2回ほど見たが、いずれも、プロットといいミステリ上の作法といい、あんまりひどいので驚いた。あれじゃあ、まったくダメです。例えば、大地真央の歯科医が、もと恋人で患者の男を殺す回。古畑が治療に来たのを最初大地が応対し、歯垢を取るといって、顔に布をかぶせ、助手に自分の代わりをさせアリバイづくりをして、そのあいだに、殺しに行くのだが、歯が痛むといって治療している患者が歯垢を取られている時、ひとことも発声せず、それに治療している助手が応えないと、どうして言える。「あっ、痛い」「あ、痛かったですか。大丈夫ですよ。もう少しで終りますから」と会話があれば、それでばれる。殺人と同じくらい危険すぎる。あと、「ドトール」みたいなところのトイレに入り、コート、スーツ、帽子、メガネ、髭の男に大地が変層するのだが、目立ちすぎだよ! てな具合。助手がこのあと、古畑と面会するのだが、いくら布で顔が隠れていたって、同じ服装、同じ髪型の当人を見て、気づかないっていうのもねえ。あんな髪型の男、ほかにいますか。
三谷幸喜のドラマ、映画って、本当におもしろいんですか? 小林信彦に聞いてみたい。