今日から京都ジュンク堂BAL店で

okatake2008-06-01

大野雄二トリオの「ルパン・ザ・サード」を聞きながら、日曜の朝。
昨日は、夜、吉祥寺で高尾山ハイキング中止グループと、古本屋巡りして、飲む。その前に、高円寺即売会を覗いていこう。均一をあさっていると、「あ、岡崎さん」と声が。見ると「だいこんの会」メンバーのNさん、Sさん。それに、Nさんのお友達で京都から来た古本好きの女性。いきなり高円寺即売会は、東京古本巡りとしてはかなりディープだ。館内を回っていると、帳場で蛇皮線の音が。「なみちゃんたらぎっちょんちょんで」と歌い出した。京都・古本・女性はびっくりしたんじゃないかな。東京の古本市ではいつもこんなことがあるのかと。
サトウハチロー『愛を唄う』は山梨シルクセンターだけど、F・Lっぽいつくり。デザイン、イラストは宇野亜喜良っぽいけど松本はるみ。400円。見つければ買う『個人的意見 大コラム 2』新潮社は150円。安原顯村上春樹インタビューがいまとなっては貴重だし、荒川洋治さんが野口冨士男にインタビューした記事もあり、そのほか、目のくらむような豪華な布陣。1980年代はすごかったんだ。持ってない人は、目を皿のようにして探したほうがいいよ。早稲田の古本屋街をひとまわりすれば、たぶん見つかるから。あと原弘デザインの河出のグリーン版世界文学全集のムジールの巻。これ、いくらだっけ。あんまり見ない巻なのな。NHKグラフがどっさり200円で出ていて、昭和50年の臨時増刊「紅白歌合戦」号を買う。司会は山川静夫佐良直美。ぼくは日本の歌謡曲のピークがこの年だったと勝手に思っている。長くなるから書かないけど、もし学研新書が売れて、第二弾が出るとしたら、思いっきり書きたい。
谷川・和田コンビの『マザー・グース 3』は、絵本みたいになってて、くわしく注や楽譜などもついてる。300円。
吉祥寺の夜は略。海ねこさんの弟さんがやっているバーで締め。
来週はものすごい週で、えらいことになりそうです。取材を受けるのが1本、取材するのが1本。講演が1本。原稿の締め切りが5本。ラジオが1本など。
京都では、今日からジュンク堂書店京都BAL店で、ぼくと山本善行の『新・文學入門』(工作舎)のフェアが始まります。一カ月間、ぼくたちの著作が並び、同時に、ぼくと善行が放出した古本が約200冊、展示即売されます。京都のヒト、駆けつけてください。今日の午前中ぐらいは、たぶん善行がヒゲを剃って、エプロンをして、立っていると思います。握手可です。