こんな日曜日

okatake2008-05-11

今日も雨。昼近くになって、東京西郊は曇りに。高円寺に着いたら、まだけっこう降っている。古書会館へ。午後から、ここで「古本DJ」をする。ざっと館内を見てまわって、500円以内で、来場者にプレゼントする本を10数冊抜く。昼飯はこのところ、西部古書会館へ来たときはよく寄る、「福龍門」という中華へ。600円のランチが、誠実に作ってあって、満足。
会場へ戻って、いったいどうなることやら、と思っていたら、均一の土間に客が入り、クロークの横から、ぼくが喋るという具合。表の通りを通る人から丸見え。喋り始めは4、5人だったが、そのうち席が埋まり始める。買った本を、ぶっつけ本番で次々紹介しながら、欲しい人に手を挙げてもらってプレゼント。最初は筑摩世界文学全集「月報合本」を魚雷くんが手を挙げる。前に出て来てもらって、ちょっと話を聞く。あとは、このパターン。1時間ちょうど喋り、客席は、またもとの均一土間に戻る。
ちいさな古本博覧会」は、初参加の店も多く、棚が初々しかった。ふつうの客として、初日に来るのだった。けっこう拾えたにちがいない。
5月15日から、約一カ月、吉祥寺「百年」の隣りにあるビルの空き店舗で、いろんな古本屋が出店して、古本マーケットが開かれる。11時30分から夜8時まで。「百年」も覗けるし、ぜひどうぞ。ぼくは来週、11日(日)は西荻ブックマークで、滝本誠さんとトークをします。6月1日からは、東京古書会館で「アンダーグラウンド・ブック・カフェ」。しばらく退屈しないですみそうです。
トーク終わってから、魚雷くん、ナンダロウくん、大井さん、中島くん、コウノちゃんと「ナジャ」でお茶。おしゃべりする。
帰り、国立「デ」で、コルトレーン「カルテット・プレイズ」(チム・チム・チェリー)を買う。
夜、CSでタランティーノジャッキー・ブラウン」を堪能する。
産経新聞書評用の長谷邦夫『マンガ編集者狂笑録』(水声社)が届く。長井勝一加藤謙一丸山昭内田勝長崎尚志など、マンガ編集者列伝。
小林信彦『映画×東京 とっておき雑学ノート』文藝春秋杉本秀太郎『火用心』編集工房ノアを、ほぼ読み終える。『火用心』、一番最初の文章、「CAVIN」でも読んだが、富士正晴を回想した「富士の裾野」が圧倒的にいい。まず、ここだけでも立ち読みで読んでください。たぶん、この本、欲しくなるから。装幀は望月通陽