目の高さに春の緑あり

okatake2008-04-23

暑かったですねえ。月に一度の検診があるので、国立まで歩く。携帯CD再生機で「風」の2枚組を聞く。
検診の数字が劇的に良くなっていた。ひと安心。そんなに極端な節制をしていたわけではないのに、ありがたい。自分へのごほうびに、「デ」でCD2枚買う。クニ河内中山千夏という変な取り合わせで2枚。2000円以上買うと200円引きという割引券を使おうと思って、2枚買ったのだ。クニ河内は、ザ・タイガースの「都会」、布施明の「そっとおやすみ」の作曲者、というだけで、優れたメロディメーカーだとわかるが、この「歌えなくなる前に」というソロアルバムは、なんだか、あんまり好きになれそうにない。失敗したな。
散歩の達人」が、都電荒川線特集で、「往来座」が一ページで、でかく掲載されているというので買う。おお、瀬戸くん! ほか、町屋の民家の塀沿いに、段ボール箱で本を並べる「町屋の森の古本屋」というのが気になる。一人、常設、多箱古本市。雨天以外は毎日営業。11時から19時まで。店主はずっとその間、段ボール箱のあいだで、路上で店番しているらしい。これは、いっぺん行かないと。町屋には、かつて高校時代の同級生だったMという男が、和光、法政と大学を渡り歩き、東京在住だったころ、東京めぐりのため、ぼくが上京した時、しばらく下宿に泊めてもらったことがある。それが町屋、だった。住みやすそうないい町だった。ここでチューハイというものを、初めて飲んだのだ。ああ、ひさしぶりにMと話をしたくなった。
国立「ブ」で、木村衣有子さんの『東京骨董スタイル』平凡社を600円で、創元推理文庫のロス・マグ『凶悪の浜』というのは、これまで見たことないぞと思い買う。あと、業田良家『執念の刑事』(上下)をひさしぶりに読みたくなって買う。
大学通「ドトール」は禁煙席が3階。窓側のカウンター席にすわると、ちょうど目の前に、桜、いちょうの木が。緑が目にしみる。うじうじしながら生きているので、四季の移り変わりで、自然が再生していくさまが、なんだかあたりまえだが、ありがたい。
夕食後、家族でネコのエサを買いがてら、郊外型大型ショップへ。ここは文具と画材がめちゃくちゃ充実しているので、見ているだけで楽しい。娘が、絵の好きな友だちの誕生日にクロッキー帳を上げるというので、一冊選び、自分用にもクロッキー帳と、娘に小さなスケッチブックを買う。油絵の道具一式セットが、木の箱入りで1万円ぐらいで売っていて、欲しいな、と思う。和田誠みたいに、ジャズのミュージシャンや映画のシーンを、絵に描きたいなと思っているのだ。アメリカ製の、ちょっと変わったデザインの筆立てがあり、400円ぐらいなので買ったら、ハサミ、えんぴつ、カッターナイフ、クリップなど、筆記用具と周辺文具一式が入っていた。これはお得なり。ぼくは、筆入れだけが欲しかったので、中身は娘にあげる。
今週末、いよいよ「一箱古本市」の第一日目だ。どうやら晴れそうでよかった。
明日一日は忙しい。では、では。