ためいきばかりついてる男だよ

okatake2008-04-17

雨か。阪神・広島戦は流れた。なんか、負ける気がせんのな。いまの阪神
終日、ゲラの束を見たり、イラストを描いたり、四コマを描いたり。しかし、いつも絵を描いているヒトと違って、ほんとうにたまに腕を動かすだけなので、スタイルも決まっていなければ、手も動かない。いらいらする。自分に、だ。
昼飯食いがてら、車で立川栄「ブ」へ。藤本義一『人肉サラダ』は、1975年刊の初版帯付きってやつだが、出版社は晶文社。あれ、こんなの出してたっけ。カバーは湯村輝彦藤本義一晶文社、という組み合わせが、どうも頭にすっきり入ってこない。
そのほか、ちょこちょこっと買う。芦原伸『西部劇を読む辞典』は生活人新書。これも、これまで気づかなかった。そんな本が増えていく。
『女子の古本屋』を送った礼状が、少しずつ、送られてくる。岸本葉子さんには、「週刊ブックレビュー」でご一緒したので、御送りしたのだが丁寧な礼状を送ってくださる。
ゲラを見てたら、それは古い原稿でもあるのだが、言葉の間違いが散見されて恥ずかしい。遠藤周作がデビュー当時、「一天にわかに晴れ上がり」みたいな間違いをおかして、「群像」の鬼編集長に(と、言えばわかるね)さんざんやりこめられた、と言うが、ぼくも50にもなって、いまごろ気づいた間違いがいっぱいある。たとえば、って、あんまり恥ずかしいから書かないよ。
明日は一日中、あちこちで人に会ったり(打ち合わせが三つあるんだ)、仕事をしたり。今日もこれから、じつは締め切りが一本残ってるんだ。だから、やります。まったく、ためいきばかりついてる男だよ。
あ、そうそう。今週の日曜、13日、産経と北海道新聞に書いた書評が掲載されました。同じ日に、というのは僕としては珍しい。
ビッグイシュー日本版」93号に、「特集 都会の道草生活」として、蟲文庫さんが見開き、カラーで紹介されています。田中美穂さん、珍しく、ちょっとにこっとしている。ぼくの連載「ひぐらし本暮らし」も、もう21回目で、今回はブラッドベリ『太陽の黄金の林檎』について書きました。しかし、この手の雑誌、いまやほとんどがフリペだから、300円で売るっていうのも大変だと思う。あ、この雑誌、ホームレスの自立支援のために、街角でホームレス自らが立って売ってるんですね。見たこと、あるでしょう? 300円のうち、160円が販売者の収入になるそうです。空き缶を山ほど集めて、つぶして、それでうん百円っていうから、それに比べたら実入りはいいか。しかし、過去の号の半分ぐらいはソールドアウト、になっている。バックナンバーが売れる雑誌なんだ。ハリウッドスターが表紙に出て、インタビューが掲載されるから、か。