井荻会館で骨董市

okatake2008-04-13

12日、暖かいというより暑い午後。西荻へ。井荻会館という、古い民家のような木造二階建て家屋で、骨董市が開かれる。かつてここで、石丸くんが、講談の会を開いたことがあり、訪れるのはそれ以来。たくさんの人が思い思いに皿や古着、古い文具玩具などを見ていた。けっこうマメに、楽しく見たが、けっきょく何も買えず。古本と違い、勝手が違うのだ。ビンコレクターの庄司太一さんが店を出していた。数年ぶりに言葉を交わす。庄司さんは大学でも教え、歌も歌うのだが、さいきんあがた森魚さんと知り合い、はっぴいえんどムーンライダースのメンバーたちともお近づきになった、と話されていた。それはすごい。
このあと音羽館で、赤瀬川原平ほか路上探偵団のメンバーによる『犬も歩けば赤岡町』(風土社)を400円で買う。高知県の小さな町をこの一行が訪れ、写真を撮り、町をほめ殺すというイベントをそのまま本にした。広瀬くんに、「井荻会館で古本市をやればいいのに」とけしかける。
あちこちから本が送られてきた。写真の通りです。田中眞澄さん『ふるほん行脚』は、「みすず」連載をまとめたもの。小津安二郎研究で知られる映画史研究家の古本屋巡りの話。いきなり「ささま書店」から始まる。楽しみ。
その「ささま」へも今日、寄って、ごそごそ買ってきました。何を買ったかは略。
山と渓谷」4月号には、石田千さん『山のぼりおり』書評を書いています。きれいな雑誌ですねえ、山渓。
今夜はハルミンさんと立川でトークイベントをします。あいにくの雨ですが。