春の嵐と高田渡

okatake2008-04-08

春の嵐というべきならん。終日、強い雨、強い風。この日、午後、素敵な御誘いを受けて、心待ちにしていたのだが、仕事も片付かず、ご辞退の電話を。ちぇっ、つまんねえの。
 
 春の雨はやさしいはずなのに
 すべてがぼやけてくる
 どってことないんかな
 どってことないんかな
 (小椋佳「春の雨はやさしいはずなのに」)

今日は娘の中学の入学式。小学校の卒業式も雨だった。出席する妻と一緒に、車で娘を送る。本を探しに、二階の本棚を見てたら、娘を撮った昔のアルバムが出てきた。しばらく見る。こんなに小さかったんだ。それが、大人並みの背丈になって、としばし感慨にふける。1歳半か2歳ぐらいの写真か、娘の顔にぼくがいたずらして、絵の具で、鼻の頭を青く塗り、ほっぺたにヒゲを書き込んだのが出てきた。
午前、午後とも終日仕事。
ちくま文庫から高田渡『バーボン・ストリート・ブルース』が届く。もとは2001年に山と渓谷社から出た本。それがちくま文庫に入ると、いかにもちくま文庫らしく見えるのが不思議。スズキコージの解説が、怪人ワタルさんを活写して最高だ。この元本が出たとき、吉祥寺で、飲みながら、高田さんにインタビューした。カメラは荻原魚雷くん。あれからもう7年か。会っておいて、本当によかった、と思う。高田渡の映画ベスト3は『鉄道員』と『ニュー・シネマ・パラダイス』と『裸の島』(新藤兼人)なんだって。この文庫は、買い、ですぜ。
今週、TBSは、少し前に出た本だけど、木村衣有子さんの『もうひとつ別の東京』(祥伝社)に決めて、放送原稿を送る。新東京人たちに、東京を好きになってもらいたい。そんな願いをこめて紹介します。ぼくは東京が大好きです。「わけもなく、ここは東京」(吉田拓郎)です。
東京新聞」から、取材依頼があった。『ベス面』と『女古』の取材だ。