とてもやさしい街

okatake2008-04-04

電話をもらったから、もう書いてもいいんだろう。書肆アクセスの畠中さんが、この春から、同じすずらん通りの東京堂書店に勤務している。いいところに収まったものだと、感心している。やっぱり、あの通りに畠中さんがいなくちゃ、ね。サクラ咲く、という印象だ。
月の湯古本まつり、新聞に記事が載ったり、盛り上がってきてますねえ。「わめぞ」連のパワフルな営業力、企画力、行動力のたまもの。なんたって、楽しいことをやるんだ、という素地ができている。旅猫雑貨店HPに、店主金子さんが、「月の湯」のスライドショーを展開している。へえ、こんなことできるんだ。金子さんの写真のセンスにはいつもびっくりだが、これもいいなあ。写真集にならないかしらん。「わめぞ」で本を作るとか。
あれこれ溜まった仕事を、ため息つきながらこなしております。工作舎の対談本『古本屋めぐりが楽しくなる 新・文學入門』も大詰め。ポプラ文庫『古本道場』の文庫版追加原稿も送ったし、「あった、あった。」は、黒木香『フルーツ白書』、「インビテーション」は武良布枝ゲゲゲの女房』、それぞれ原稿送付。
天神のジュンク堂書店福岡店の文芸書担当者の方にお礼の手紙を書く。拙著をいい場所に置いていただき、しかも『女子の古本屋』には素敵なポップが。自分の本にポップがついているのを、初めて見た。写真に撮っておくべきだったと後悔している。
また、坂巡りを始めようかと思っている。


 遠くの街並み明るく陽がさす
 小さな貨物が橋を渡ってる
 とてもやさしい街
 けれどもう今はつらい
   (ガロ「美しすぎて」/山上路夫村井邦彦