日曜雑感

okatake2008-03-23

外市」決戦で、魚雷くんを破り、罰ゲームで「コクテイル」で一万円近く、魚雷くんをおごらせてへこました武藤さんの個展が大阪であります。
本庄西といったら、ぼくが幼少期を送った天六からわりあい近くだよ。中崎町からも近いから、このへん、いま大阪でおもしろいエリアと聞いている、ぜひ散歩がてらお越しください。

武藤良子個展「日曜おんな」
■開催日
2008年4月9日(水)〜20日(日) 
■会場
itohen 大阪市北区本庄西2−14−18 富士ビル1F
http://www.skky.info/itohen/gallery/mutoh.html

「あった、あった。」は昭和40年、金田正一「やったるで!』報知新聞社を取り上げる。
小谷野敦『リアリズムの擁護』新曜社を、関心あるところだけ読了。これは、ひさびさに読んだ、きわめてまっとうな文芸評論集だ。私小説擁護あり、むやみに評価の高かった大岡昇平への疑義、江戸川乱歩は純文学寄りの読みがされてきたが偉大なる通俗作家として評価すべきという提言など、鍬の入れ方が斬新で鋭い。文章が読みやすいのも、大いに評価すべきだと思う。それに落語がめちゃくちゃくわしいのに驚いた。値段(本体1900円)に見合う中身だと思う。
立川栄「ブ」が、本、雑誌、マンガ全品半額、という過去に例のないフェアをやる。昼前、家族で参戦するも、レジ前に大量買い込みをした客の長蛇の列。こんなに人が並ぶフェアは初めて。あれこれ4000円ばかし買う。講談社「日録20世紀」の昭和30年代を10冊買う。これは105円なので値引きなし。学研新書資料なり。コラムを坪内祐三さんが書いている。
山本潤子が他人の曲をカバーしたCDを買ったがこれは失敗。ミスチル「クロス・ロード」、中島みゆき「空と君とのあいだに」など、個性的な歌い方をする曲が多く、山本のくせがなく、透明感のある声と歌唱法とまったく合っていない。カヴァーブームの悪しき一例で、キャリアに傷がつくだけだ。村井邦彦だけを歌うカヴァー集を作るべきなのだ。

ポプラ社文庫として出る『古本道場』ゲラをようやく見る。集中してやらないと、ダメだから。これ、ポプラ社のHPで連載したのが4年前で、本になったのが2005年。たった3年前なのに、もうずいぶん昔に感じる。初めて読むような気持ちで読んだ。あと、文庫用あとがき、を書いておしまい。文庫が出るのが6月ぐらいかな。これで5月頭ぐらいに工作舎の対談本が出て、7月に、ちゃんと学研新書が出れば、ぼくとしては月刊岡崎武志となる。こんなこと、一生のうち、もうないだろうと思う。
産經新聞から矢島康吉著「古本茶話」(文学の森)書評の依頼がくる。サンデー毎日でパラパラとやって、ちょうど読みたいと思っていたので引き受ける。ぼくの本について触れている箇所もあったし。