NHKでおばさんの群れに遭遇

okatake2008-03-07

6日は渋谷NHKで、BS「週刊ブックレビュー」の撮りがある。1時30分控え室に。NHK入り口に、おばさんが大挙して群がり、誰かの入りを待っている。一瞬、ぼくも人気があるなあ、と思ったら(ウソだよ)、見るとハングル文字の紙。どうも韓流スターが来るらしい。
この日、私は岸本葉子さん、佐藤忠男さんとご一緒する。名刺交換。佐藤さんに、「ずいぶん昔、小津のことで取材させていただいたことが。あと、かつての松竹の古い試写室で、隣の席で映画を見た」などと話す。佐藤忠男さんの映画評論はずいぶん読んだのだ。『小津安二郎の芸術』は、小津論なき荒野にまず打ち立てた太い杭だと思う。
制作会社のアズマックス・Sさんが虎キチで、今度退社するNHK堀尾アナとも仕事をしているらしいが、堀尾アナ、辞めて「これで思いっきり阪神が好きと公言できるのがうれしい」と語っていたそうだ。阪神ファンなんだ。
そして本番。ぼくはTAKAQで買ったジャケット、無印で買った薄いピンクのセーター(『苔とあるく』の表紙に合わせ)。ともにおろしたて。
録画はあっというまに終わる。岸本さん、佐藤さんが非常に真摯で、まじめな方なので、自分のところでくだけて、笑いをとるという役回りを意識する。なんだかバカみたいに映るかもしれないが、そういうことである。1時間の撮りが、あっというまに終わる。やれやれ。
田中美穂さん『苔とあるく』をうまく紹介しきれたかどうか、心配。岸本さんと佐藤さんのフォローはよかった。それぞれ、ぼくが触れえなかった『苔とあるく』の魅力を語ってくれました。
控え室に戻ると、この日の特集、小池真理子さんがいらしてた。貫禄あるなあ。担当の新潮社・Tさんは顔見知りでご挨拶。ハイヤーで帰宅。なんだか、ぐったりする。次の日曜、朝8時から放送。その日、深夜日付が変わった零時に再放送されます。ぼくは見ません。
夜、また「逃亡者」を見てしまう。キャスティングの巧さに瞠目する。
扉野良人が満を持して御送りする、晶文社本のタイトルは、『ポマルツォのどんぐり』となりました。さて、なんでしょう?

告知
今月18日(火)夜7時30分から、高円寺「古本酒場コクテイル」でトークイベントをします。火曜日にしたのは、『ベストセラーだって面白い』の装幀者、石丸澄子さんに登場してもらうためだ。何をやるか決めていませんが、ひょっとしたら、筑摩の『女子の古本屋』の見本もできあがっているかもしれない。ご近所御誘いの上、一緒に一献酌み交わせればと思います。
予約は古本酒場コクテイルへ。名前と人数をお知らせください。
電話03・3310・8130
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