またもや昭和33年生まれ

okatake2008-01-02

今日も晴天。TBSモードで朝5時に目が覚め、CSでジョニー・デップ主演の、どうでもいいような映画を一本見る。
あとは一日中、だらだらと過ごす。きわめて新年らしい過ごし方なり。
夕食後、国立まで散歩。「ブ」は文庫2冊500円という中途半端なセール。結局、根本敬『夜間中学』情報センター出版局、105円一冊のみ釣る。さっきまで、堀江敏幸を読んでいて、次に根本敬を読むと、30年くらい禁煙していて、急にロングピースを吸い込んだようなクラクラ感がある。
「花粉症からアトピーまで現代日本人の免疫力の低下とぴんからとの距離感との増大は決して無関係ではない」の名言に激しく反応する。「ぴんから」とはぴんからトリオ(のちに兄弟)のこと。なるほどなあ。ぴんからを接種していれば、たいていのばい菌や感染は怖くない。宮史郎のボーカルはジミ・ヘンだ、兄・吾郎の聞こえないギターは老荘思想など、飛ばす飛ばす。堀江敏幸根本敬を共有できる人間でありたいと思う。
ところで、根本敬も昭和33年生まれ、なんだ。この33世代の豊饒に目もくらむ思いだ。
昨夜、名古屋のブックフェア用の、本を読みたくなる20選の原稿とコメントを書く。これが初仕事。最初各20字から30字と言われたが、もっとも難しい字数なり。コピーを書くようなもので、40字から50字とはみだしてしまう。これで許してもらおう。20冊選んで、コメント書いたら、へとへとだ。豊崎由美さんも、おんなじことをしているはず。
今年もあと、363日になってしまった。みなさん、よいお年を。