田中美穂さん『苔とあるく』出ました

okatake2007-10-16

お待たせ! ついに倉敷「蟲文庫田中美穂さんの『苔とあるく』(WAVE出版)が出ました。著者、写真、イラスト(われらが浅生ハルミンさん)、それに編集者がみごとなアンサンブルを奏でている。弦楽四重奏のような本ですね。探索、観察、研究、採集、整理、啓蒙、実用、遠征と、苔とのつきあい方が、ともだちの作り方みたいにやさしく楽しく解説してある。写真とイラストもいい。田中サンもちょこちょこっと出てきます。ふつう散歩してて、苔なんか見ないからね。見るとなると立ち止まる。ちかづく。なおも近づく。そのとき、ふだん見えなかったものが見えてくる。古本と似てるんだ。とにかく、きれいで、楽しい本ができあがりました。全体に緑が支配している本なので、目にもやさしい。よかったねえ、蟲文庫さん。
昨日、家内と砂川の農家を改造した酵母パンの店へ行く。平日だというのにいっぱい人がいる。不便な場所だけど。道路端が駐車場になってるけど、満杯で入れず、待機していたら、若葉マークを二枚つけた軽が出ることに。バックして、いきなり大きな音が。ガードレールにぶつけたらしい。一瞬、うちの車がぶつかったかと思う。
パンと野菜(自然農法)を買って、近くの「いとう」へ。村松伸『上海・都市と建徳一八四二 ー 一九四九年』パルコ、を1200円で買う。
この日は、工作舎の対談本に集中し、一気に書き込み、頂上に上り詰める。なんとか今年中と、思ってがんばる。 

しつこく告知

10月16日(火)7時開場 7時30分開演

「古本診療室 『古本病のかかり方』文庫化記念」

ゲスト 石丸澄子さん(装幀) 荻原魚雷さん(解説)

チャージ1000円

予約は古本酒場コクテイルまで。電話03・3310・8130

メールの方は「古本酒場コクテイル」で検索。HPの「問い合わせ」から

アクセスしてください。