和田誠のトレーナー

okatake2007-10-15

昨日、毎日「あった、あった。」は奈良林祥『HOW TO SEX』を取り上げ送る。400字だからなあ、難しい。
午後、高円寺即売会を経由して神保町へ。即売会は最終日の終わり一時間の勝負。土間?一で『アサヒカメラ年鑑1957年』200円。これは僕の生まれた年なり。昭和14年の『ポケット英米会話』(太陽堂)200円。サイズがかわいらしい。伊藤整『女性に関する十二章』中央公論社は100円で、これは帯がちゃんとついてる。「このエッセイ集は僕のどの小説よりもおもしろいと思います」と帯に、伊藤自身が書いている。そんなこと、いわゆる純文学作家が書くのは珍しい。吉増剛造詩集『草書で書かれた、川』思潮社は400円。安い。
UBCでこの夜、和田誠トークショー。あの会場が満員になる。8割が女性か。和田人気、すごし。トムズの土井さんの進行で、2時間半近く喋る。ほとんどは、和田さんの著作で、あるいは矢崎泰久の書いたもので知っている話だったが、それでも本人から話を聞けるのはうれしい。もちろん初耳の話もあり。和田サン、疲れ知らずで若々しい。トレーナーが好きなんだなあ。この日、トムズが出した和田さんが大学時代にアラビアンナイトの挿絵を描いた挿絵集(いま、見当たらない)と、持参した『PEOPLE』にサインをもらう。
トークショーのあと北條くん、海ねこ夫婦始め、顔見知り10人ほどで「さくら水産」へ。隣の若者たちのグループがきゃあきゃあ言ってる。こちらは村上春樹目撃情報できゃあきゃあ言う。
集英社新書のOさんから、夏目漱石『直筆で読む「坊っちゃん』が届く。これは「坊っちゃん」を直筆原稿そのままに、掲載したもの。アイデアなり。ぼくの集英社新書も企画から滞ったまま。やれやれ。
明日、16日夜7時30分から、高円寺「古本酒場コクテイル」で『古本病のかかり方』トークショーがあります。予約をしてなくても、急に行きたくなったら、直前にでも電話してみてください。ちくま文庫から、文庫用に描いた挿絵が返ってきたので、これをプレゼントすることにします。