秋の一日、千駄木で

okatake2007-10-14

昨日、秋の一箱古本市、家族で参戦し、無事終わる。家内が壊れた古いボストンバッグを持っていて、それを一箱とする。出店先は、アートスペース・ゲント。朝、うちが一番乗りであった。一番端に場所とりをする。隣がAZTECA BOOKSさん。ここがビジュアル系の画集、写真集、デザイン書の選りすぐりを洋書、和書含め、すごい量を持ち込んで販売していた。こんなの、よく路上で売るよなあ、という目をみはる品揃えで、終始箱の前がにぎわう。まずまちがいなく、売り上げ一位のはず。 
うちは、家内手製のブックカバー(完売)、ティッシュカバーを含め、ごくごく、おとなしいラインで、本は50数冊売れた。今回は完売をはやくにあきらめ、10冊ほど残る。夕方、空が曇り、少し寒くなってきたが、まずまずの人出で多くの人に出会えてよかった。ちくま文庫新刊を2冊だけ持っていったが、すぐ売れ、20冊ほど持っていっておけば、売り上げがもっと上がったと思うがまあしかたない。
家内と交代で休憩をとり、ほかも見て歩いたが、はらっぱと、谷中三崎坂のマンションしか回れなかった。はらっぱの塩沢さんと森茉莉かい堂さんが並んでいる元気な風景がなんともすごかった。そのほか、いろんな顔見知り、顔見知りでない方たちと挨拶を交わす。中央線、神保町以外に地縁ができたようでうれしい。この町がだんだん好きになるのだ。坂があるのもいい。
終わって、同じエリアのたけうま書房さんに挨拶。西荻ブックマークで知り合ったご夫婦。「たけうま書房」名義で、ネットで本を売っているのだ。今回は打ち上げ等失礼し、家族で国立まで戻って居酒屋「福福堂」で打ち上げ。調子にとってあれこれ注文をとったら一万円を超えてしまった。
岡崎武志賞は、ライオンズガーデン谷中三崎坂の「よちよち書房」に決め、いつものごとく手書き看板と、売れ残りから和田誠の表紙デザインによる「漫画読本」をナンダロウ氏に託す。同じく売れ残った「漫画読本」を今日の写真で。