幼い記憶をたどって
川辺の道を歩いているよ
夏の風が追いこしてゆく
いまから帰るよ
君が待つところへ
(「HOME」山崎まさよし


昨晩、阪神、広島に、負けに等しいいやな引き分けで、酒をかっくらって寝てしまう。朝、早起きして、午前中に、月に2回の大仕事と、TBS原稿、橋爪紳也『ゆく都市くる都市』毎日新聞社を書く。
午後、八王子、町田、藤沢からクゲ沼海岸へ。少し早くついて、駅前をぶらつく。古い商店街が残っている。いい感じなり。カメラマンと待ち合わせ、「響庵」取材。
途中、海とその向こう、江ノ島が遠くに見え、川沿いの道を歩いていく。ほとんど人影もなく、夢のなかに出てくるような光景なり。
神保町のジャズ喫茶「響」のマスターが引退し、ここクゲ沼海岸の自宅で、小さなジャズ喫茶を始めた。大木さんはいかにも人格者で、2時間以上も話を聞いたうえ、「響」のマッチと、エルヴィン・ジョーンズと大木さんで撮った写真をいただく。
帰り、家まで遠かった。