これこれ、こういうのが読みたいの

いつのまにか六度目の春の日
置き忘れたもの なにもかも
そのままにあるの
しあわせでいたなら それでよかった
(「突然の贈りもの」大貫妙子

昨晩は娘の誕生日で、レストランで食事。あれはいつ買ったんだったか、雑誌の景品でついていた黄色い万年筆を誕生日プレゼントにあげる。そんな日。
「ちくま」9月号、連載は呂古書房さん。連載もあと2回。ベルリンブックスさんを、なんとか早く仕上げなきゃ、な。新連載で始まった、澤田隆治「平成コメディアン史1」が、元よしもとの木村正雄と対談して、めちゃくちゃおもしろい。ああ、これこれ。こういうのが読みたいの。
「ブ」で風呂読書用に買った鷲田清一対談集『気持ちのいい話?』青土社、を読んでたら、多田道太郎との対談がばつぐんにおもしろい。「幸福」論なのだが、散歩は近代の病だという。笑ったのが、多田発言で、「『というわけで』という名前のラブホテルが京都にある」という。恋人同士がいろいろ喋っていて、結局「というわけで」とホテルへ。なるほど。多田道太郎、いいなあ。筑摩から出てた著作集、やっぱり要るなあ。
高円寺の即売会にも深川にも行けず、近場の「ブ」で憂さ晴らしに、またCDを何枚か買ってしまった。どうするね、とても聴けないよ。
阪神、どうかね。