蒼井優カバーにおっさんもダウン

締めきりから一日半遅れて、ポプラ社PR誌の書評5枚強を送る。芦原すなお『海辺の博覧会』は、著者の故郷での子ども時代をモデルにした少年小説。2枚くらいの書評のサイズが身体に入っているので、5枚という長さがなかなかつかめない。それで苦労することになる。いつもは、もっと枚数があればなあ、と嘆いているくせに。これから支度して、週刊ブックレビューの録りに渋谷まで。
先日「だいこんの会」で、北條くんが石原くんに手渡した、集英社文庫ナツイチ2007限定カバー武者小路実篤『友情・初恋』の蒼井優にしびれて(石原くんも中学生みたいに喜んでいた)、昨日、サンデーを終えてから神保町へ。まず書肆アクセスで、小松史生子『乱歩と名古屋 地方都市モダニズムと探偵小説原風景』風媒社(本体1200円)を買う。これは少年時代を名古屋で送った乱歩と、モダン都市名古屋の関係を調査した本。おもしろそう。書肆アクセスでは、顔を出したら何か一冊買うことにしよう。
蒼井優を探して書泉グランデへ。集英社文庫フェア平台に『友情・初恋』は一冊だけ残っていた。同じ蒼井カバーの『こころ』は売り切れ。『銀河鉄道の夜』はまだ残っていた。しかし、だんぜんこの『友情・初恋』だろう。いいなあ、これ。中身はいらないんだけど。いっそ、集英社文庫のカバー全部を蒼井優にしたらどうか。おまけにレジでストラップまでもらった。少しだけ恥ずかしかった。
お茶の水丸善で、文字の大きな時刻表を買う。ひさしぶりにこの夏、青春18きっぷで電車に乗ろう、と考えている。高架になった車窓から、すごい色の夕焼けを見た。