遊び過ぎた土日が終り

8日、拙宅へ泊った山本と昼前、家を出て国立。「ブ」を案内し、昼食。「みちくさ」へも寄る。均一で、杉本秀太郎『私の歳時記』弥生書房200円を、山本が見つけ、線が引いてあるからと手放したのを拾う。電車のなかで読もう。店内で、『ガロ20年史 木造モルタルの王国』を2500円で発見。これ、持ってなかったのだ。山本に見せると、「それは安いやろう」というので買う。荻窪で下車「ささま」。山本がまたこつこつとヒットを重ねている。ぼくは『よい子の歌謡曲』冬樹社を資料として買う。
高円寺即売会へ山本を案内。ぼくは坊主。「ナジャ」でジャズを聞きながらコーヒー。ここはスピーカーは小さいが音がいいし、店の雰囲気が好き。大きなテーブルに画集、写真集が積み上げてあり、それをぱらぱらやりながらジャズを聞く。HELIO ALVESというピアノトリオのがよかったなあ。
池袋「外市」の終盤に到着。ハルミン・魚雷のトークショーが終ったころで、続々と見知った顔が集まってくる。ちくま、晶文社の編集者など、山本に引き合わせる。5時前に山本は京都へ帰って行き、ぼくは残って、あとかたずけを手伝う。外市商品の箱づめ、備品の撤去、均一の復元と、こんなに大変なことだとは思ってみなかった。参加者はほとんど常連で、みんな手際がよい。感心する。
居酒屋で打上げ。例によって塩山御大が、白水社のkさん相手に、花火を打上げている。ぼくは、話題の「エン・タクシー」の塩山さんの書いた原稿を読んでいない。古本本をめった斬り、ということらしく敬遠させていただいた。しかし、塩山さん曰く、「向井くんが、岡崎さんのところだけ、塩山さんの腰が引けてる、って言うんだぜ」。それなら読んでみようか。
こっちの陣営では、退屈男くんの恋愛体験を、武藤さん始め、おねえさま連がネチネチといたぶりながら聞くという感じに。隣りに座ったぼく、思わず「ちょっと、事務所を通してください」と彼を守ってしまう。50男に恋の話はきついぜ。ほんと、きつかった。もう若くない我らを救う道を教えよ。
土日遊び過ぎて、月曜日開始とたんに、あれこれ仕事がふりかかってきた。悪い夢のような日々が始まる。昼食たべがてら、国立へ。「ディスクユニオン」で、『春一番72』のライブ2枚組を買うが、ぼうっとしていて、レジでつい、ブックオフのカードを出してしまい、店員に指摘され動揺。その動揺が続き、恥ずかしさで火だるま。