いっしょうけんめいのお喋りです

7月7日、そうか、昨日は七夕か。それで外市に短冊を吊った笹が飾ってあったのだな。なんて、いまごろ気づくのが、どうにも頭のネジが狂っている証拠。
昨日は東京ビッグサイトの国際ブックフェア、TIBFのブースで喋る。その東京ビッグサイトにたどりつくまでが大変。
高円寺の即売会を30分だけ覗き、前から気になっていた三浦展『「家族」と「幸福」の戦後』講談社現代新書315円、それに昭和2年刊、東洋経済新報社の『ビジネスセンター』という函入りの本を525円で買う。80年前のビジネス書だが、これがおもしろい。百貨店の話あり、銀座の話あり、ビジネスで成功した者の話あり。
高円寺から市ヶ谷、有楽町線で新木場、ここからりんかい線に乗り換え(運賃、高い!)国際展示場へ。そこからまだずいぶん歩いて会場へ。ここがまたすごい人出。受け付けで(いちおうVIP)また並び、トーク開始10分前にようやくブースに到着。二方をパネルで区切っただけの、素通しの空間なので、ざわざわと音が飛び交う。話をするにはきつい環境だなと思うが、それでもイスは埋まり、後ろで立って聞いてくれている人もいる。一生懸命のお喋りだ。
光文社の森岡くんがわざわざ来てくれて、トーク、サインの後、お茶をする。森岡くんは、日の出桟橋から水上バスで来たそうだ。そうか、そんなやり方があるのか。とにかく、人の数がすごいので、ぼくは退散。浜松町行きのバスがちょうど来ていたので、それに乗り、浜松町から都営三田線御成門」まで歩き、神保町へ。しかし、ここでは何も買えず。丸ノ内線で池袋。外市会場へ。山本もすでに来ている。見知った顔が、たくさんあちこちに。ぼくの棚は下一段くらいが売れていた。晩酒亭さんから、特別編集のアン・サリー晩鮭CDを2枚もらう。これはうれしい、うれしい。
外市は定着したらしく、ひっきりなしにお客さんが訪れ、じつに熱心に本を見ていく。瀬戸くん、向井くん、岡島くんを中心とした「わめぞ」連の努力の賜物だ。
工作舎・石原さん来て、喫茶店で山本とぼくと「対談本」の打ち合わせ。北條くんも参加。
そしたらこの喫茶店小三治がいた。前回も小三治さんがいたから、小三治率10割。「対談本」なんとか秋には、という話に。山本がパソコンを新調し、その支払いが年末にある。それがリミット。
このあと石原さん、山本と三人で高円寺に流れる。あずま通りの台湾料理店で腹ごしらえ。ここは、ほんとに何を頼んでも旨い。値段は大衆的で、中華としてピカ一。
コクテイルへ行くが、狩野くんはいない。三人で喋っていると、前田和彦くん登場。晶文社でがんばっているようだ。