清春白樺美術館

昨日ここで書いた、白樺派美術館、というのは間違いで、正式には「清春白樺美術館」でした。同ホームページから、解説をコピーしておきます。
梅原のアトリエ近くに移植された、小林秀雄邸の桜の葉っぱを無断で一枚、もらってきました。

清春白樺美術館

 清春白樺美術館は、武者小路実篤志賀直哉ら「白樺」の同人が建設しようとしてその夢を果たし得なかった"幻の美術館"を、武者小路、志賀の両氏を敬愛L、個人的にも親交のあった吉井長三氏が実現したものです。
 武者小路は、大正6年10月、同人誌『白樺』第8巻第10号に「日記のかはり」という小論を発表し、「いくら小さくても気持のいい、本物のわかる人が見て喜んでくれる美術館を建てたく思ふ」と述べ、誰でも直に名画を鑑賞できる美術館の構想を情熱的に語り、その実現を同人のみならず、志ある人々に広く訴えました。そして、「生々した、深い喜びの感じられる、真の大才と一堂に会して敬虔な感じと深い人類的な喜び、愛の感じられる美術館」を理想とし、その夢が実現した暁には、「美術館を機縁として何か人類の平和と愛と喜びと理解と友愛の運動を日本にも起したいものと思ふ」と、抱負を述べていますが、その理想と抱負が清春白樺美術館の基本理念となっています。
 白樺の同人がまず望んだ蒐集は、セザンヌロダンゴッホの作品でした。「日記のかはり」の中で武者小路は「先づ第一にセザンヌゴッホの小さくつてもいいから特色の出てゐる油畫を買ふことにしたいものだと思った。ロダンセザンヌゴッホ、之は白樺の美術館にはなくてならない人だ」と述べています。
 この理想を継承する清春白樺美術館は、これら三人の芸術家のほか、ピカソマティス等、西欧近代の巨匠の作品も収蔵に加え、随時展示しています。
 また、白樺派の運動に参画した芸術家たち、有島生馬、岸田劉生、山脇信徳、高村光太郎バーナード・リーチ、宮本憲吉、木村荘八梅原龍三郎中川一政高田博厚などの諸作品を収蔵展示するほか、白樺派の同人である武者小路実篤志賀直哉、児島喜久雄、長與善郎、里見とん等の書画、『白樺』関係の原稿、手紙などの資科、創刊号から最終号までの同人誌『白樺』全冊および白樺主催の展覧会目録などの貴重な文献も収蔵展示しています。
 さらに梅原龍三郎武者小路実篤らが早くからその芸術を高く評価し、創設者吉井長三氏も個人的に私淑する二十世紀最大の画家ジョルジュ・ルオーの代表的な作品も収蔵展示しています。


門の近くにシトロエンを改造した、移動アトリエ車が展示してありました。こんなのに古本を積んで、売って回りたいなあ、などと思いながら写真撮影しました。
しばらくあれこれ胃の痛くなる日々が続きます。以下、省略。
四方田犬彦『先生とわたし』新潮社、が出ましたね。さっそく読んでます。以下、省略。
では、では。