無題

舌の痛み、少しだけ緩和。不快は続く。
日が落ちて、夕風が涼しい。
電話が数本あり、出るが、「はい、はい」としか言えない。「おかざき」が言いにくいと、舌をやけどしてわかった。「しぶさわ」だと言いやすい。口をほとんど動かさないですむ。
「ちくま」次号、石丸澄子さん、ただし尾崎澄子さんとして登場。毎月、「ちくま」の仕事が終ると、仕事が終ったなあ、という感じがする。枚数だけではない。そこに込められた人生の重みにたじろぐのだ。あとはもう、なんにもする気力がない。
ヨムヨム」最新号は黄緑色の表紙。ぼくも書いてます。赤川次郎北杜夫の次に、同じ大きさで自分の名前が並んでいるのを見て、なんというか、感慨がある。こういう小さな感慨を忘れないでいこう。
ビッグイシュー」には、マンスフィールド園遊会」を、「教員養成セミナー」古本コラムには、井上究一郎ガリマールの家』を取り上げる。
「潮」から、夏の読書特集に、誰かと対談をという依頼あり。誰がいいかなあ、と考える。あまりに相手が格上だと、いつもの習慣で、ぼくがインタビューするというかたちになってしまいがち。それでもいいんだけどね。
佐藤泰志作品集の栞に書いた文章のゲラを返す。いよいよ、夏に出るみたいだ。