では、では。

舌の痛み、たえがたし。ものを食べるのもすこぶる不自由なり。水曜日まで、人と会わないので、なんとかそれまでに回復願う。過去にも7年周期ぐらいで、同じ個所に火傷をしている。というのも、ぼくは右の奥歯が2本ない。舌の上面はわりあい熱に強くできてて、側面は弱いらしい。それを歯がガードしている。そのガードされていないところに、熱いものが触れると、火傷をする。そういうことらしい。土日、短歌一首ほども言葉を発していない。
身体の一部に支障があると、気持ちはてきめんに重くなり、沈んでいく。あれもせねば、これも、と思うが、気持ちが動かず、エンスト状態だ。
紀伊国屋書店から「すくりぷた」、「彷書月刊」特集は「坪内祐三アメリカ文学玉手箱」、えっ、特集まるごと、ぜんぶ坪内くんが書いちゃったの? 「ちくま」は海ねこさん登場です。光文社文庫から『カラマーゾフの兄妹』4巻と別巻が届きました。
夜、車を走らせ「ブ」散歩。文庫を10冊ほど。それに本田竹広というジャズピアニストが日本の童謡を弾いた「ふるさと」というCDを買う。ブルースフィーリングの重い音のするピアニストなんだ。ママTという黒人ボーカルと組んだLPをむかし、よく聴いたな。どうやら闘病生活からカムバックしたらしい。いまも闘病は続くとある。
買った文庫は、以下の通り。上々堂であんまり文庫が売れるので、仕入れ用だ。
ちくま文庫は、斎藤美奈子『妊娠小説』、森茉莉『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』、隈研吾『10宅論』、森まゆみ樋口一葉の手紙教室』、フィニー『ラーオ博士のサーカス』、講談社文庫は和田誠『にっぽんほら話』、江國香織山本容子『デューク』、上田哲農『山とある日』中公、開高健洋酒天国1』新潮、木山捷平『尋三の春ほか』旺文社、
『私の猫ものがたり』集英社、ってところ。
いまから仕事をします。では、では。