BSユーミンライブ

9日、家族で「彩の国古本まつり」。2時間で拾い上げたのが一冊。ううん、とうなり、そろそろと引き上げを告げられた時、寺山修司討論集『白夜討論』講談社525円をなんとか買う。帰り、玉川上水沿いで一人車を降り、鷹の台周辺散歩。松栄堂書店ギャラリーを覗き、「しんとん」でコーヒー。この日は、御老人のグループが談笑し落ちつかず、すぐ出る。「みどり文庫」さんで、先日のTBSで吉行淳之介の本を紹介されていたのを聞きました、と言われる。ちょうど、棚に吉行の『花束』中央公論社(新装版)が500円であったので買う。みどり文庫さん、「ああ、これは私の持ってた本で、100円でけっこうです」なんて言われる。ちょっとまけ過ぎではないかと思うが、素直にその値でいただく。
夜、BSでライブを。寺岡呼人、ゆずが松任谷由実を招き、一緒にユーミンの曲を歌うというライブの録画。こういう場合、大物が肩を貸す、というかたちを取りながら、じつは少し落ち目になりレコードセールスが弱くなったので、若い人気ミュージシャンにおぶさるという痛い結果になることが多いが、そして、それを危ぶんで、見ようかどうか迷ったが、結果としては非常に楽しんだ。ユーミンと並ぶと、寺岡、ゆずが素人っぽく見えるのが逆に新鮮で、なにより、松任谷由実の作る楽曲の質の高さが、他の歌手が歌うことではっきりしてくるのだった。後半、桜井和寿が登場、大いに盛り上がる。しかし、女性の曲に、キーを変えずに歌える彼等の歌唱力にも驚く。
10日は一日仕事。インビテーション用の小玉武『『洋酒天国』とその時代』筑摩書房中央公論用のこち亀を小説化した本が届く。