すべらない話は深夜で

日記さぼってたら、いつのまにか6月だ。
やること山積しながら、昨夜は酒かっくらって、「すべらない話」ゴールデン、とトワ・エ・モアを見てしまう。バカだねえ。
「すべらない話」は、しかし、深夜ひっそり見るもんだねえ。なんで石坂浩二郷ひろみの感想を聞かないかんのや。その他、有象無象を大勢並べて、あんなことするんやったら、おっちゃんは、もう見ない。それに、ぼくの中ではけっこうすべってる話も混じってたぞ、と思う。
一番笑ったのは、新喜劇最年少座長とかいう背の高い子の話。小泉今日子と映画で共演。待ち時間に一緒になり、アホの坂田をすごい、尊敬していると話をしているところに、ちょうどテレビで吉本の番組が流れ、そこに最悪のかたちで坂田が登場。バッド・タイミング。さらに、「あ、キョンキョンや!」とテレビで坂田ほかが叫んでいると、そこへこずえ・みどりのみどり(「便所の匂い消しみたいな顔して」とこずえが罵倒する、あのみどり)が「キョンキョンよ、渚のハイカラ人形」と歌いながら登場。それを見た本物の小泉今日子の顔。これは絵が浮かぶだけに笑った、笑った。
キム兄自動車屋のキクチの話は、よくできているが、すでにどこかで一度聞いている。そう言えば、千原ジュニアの取材をした時、この「すべらない話」が、いかに芸人にとって緊張するか、真剣勝負の場かを語っていたのを思い出す。
トワ・エ・モアは、古本ソムリエも書いているが、好きなのよなあ。弱点をくすぐる点で、カーペンターズと双璧。番組では、山上路夫が出て来たので、急いでメモを取る。ぼくはいずれ、山上路夫論を書くつもり。しかし、芥川はもうちょっと服装に気を遣った方がいい。新聞のチラシ広告に出て来るようなカッコウをしておる。パパスの服でも着たらどうか。白鳥恵美子は歌っている時、いやに鼻の穴が見えたが、鼻毛の処理をしているのに感心。いや、本当は歌もしっかり聞いたが、照れくさいので。
今日は、彷書月刊の取材がタイムリミットで、南武線宿河原まで行ってきた。このことは次号に書きます。