ナイト・イン・コクテイル

15日夜、高円寺「コクテイル」イベント。方針も構成も作戦もたてずに、『読書の腕前』10冊と、手近な古本ネタを、その現物を、困ったら時間つなぎに使おうとカバンに入れる。この日、あちこちに献呈本として送付、それから3月31日神戸、海文堂でのイベント告知のチラシを送付、の手続きに費やし、とうとう締めきりをすっぽかす。いかんがな、そんなことでは。
コクテイルに来てくださったみなさん、ありがとうございました。持参した10冊も完売。トークは、澄ちゃん、卓ちゃんが手拭い展示の準備中、『試験に出る英単語』ほか古本ネタで話をつなぎ、あと、ぼくも初めて聞く、石丸澄子さんの20代の話が披露される。いわば、ライブ版「古本屋は女に向いた職業」。最後、編集者の森岡くんにも、ステージ?に上がってもらって話を聞く。編集者は「片思い」の待つ仕事、といったのが印象的だった。ぼくは「あとがき」に2年かかった、と書いたが、じつは3年だったそうだ。悪かったなあ、待ってもらって。
そしてトークが終ったころ、一人の男性が近づいてきて、いっしゅんわからなかったが、それが驚くべき人物で、20年ぶりぐらいの再会を果たす。うれしい再会で、そのあと気がついたら2時間、ずっと彼と喋っていた。なんともうれしい夜になる。長生きしていると、こうゆう夜もあるのだ。
今日は仕事をします、ほんとです。