粟津潔、真鍋博特製原稿用紙、便せん、Tシャツ欲しい

編集者の方に読まれるとまずいなあ、と思いながら、うじうじと生きておりました。
昨晩は家族で「彩の国」古本まつり、へ。帰り、「安楽亭」で焼肉を食ったが、ガラガラだったなあ。そんな日もあるんだ。
今日も午前中一本、金子光晴『ねむれ巴里』についての原稿を送って、昼飯食べがてら、立川栄と砂川「ブ」へ。前者では文庫200円以上がすべて200円、105円文庫が二冊105円セール。でもそれほど買えないなあ。未所持だった小沢昭一『散りぎわの花』、車谷長吉『金輪際』などを買うのにはちょうどよかった。
砂川で車を置いて、玉川上水を西へ歩く。このコースは初めて。このあたり、護岸が整備されていて、水が近い。きらきら水面が光ってる。木の梢では鳥の声。さくさくと土の道を歩く。どんどん歩いていって止まらなくなって、というか引き返すタイミングを失い、一時間ちょいで拝島駅へ着く。さすがに電車に乗り込んで席に腰を降ろしたら、足がじんじんしている。一時間歩いたから、たぶん5キロだな、と目安がつくようになって、あとで地図で調べたら、だいたいそんなものだった。しかし、42キロを2時間強で走るマラソンって、信じられないぜ。
ビデオで未見だった渋谷実『てんやわんや』を見る。
このところ、送られてくる雑誌や本、まったく紹介できてない。申し訳ない。「サンパン」の魚雷くん、柳瀬くんの文章は読みました。
ノンフィクション概観を書くのに、昨年の週刊誌や新聞縮刷版を調べているとき、見つけてコピーを取った一枚に、読売新聞3月22日夕刊文化欄に「詩の本屋 閉店へ 池袋「ぽえむ・ぱろうる」という、小田久郎さんが書いた文章があった。ぼくは関西在住のころから、東京へ遊びに来ていたが、東京へ来る楽しみの大きな一つが、池袋パルコ「ぽえむ・ぱろうる」へ足を運ぶことだった。詩集がいっぱい詰った夢の宝箱、という感じであり、行くたび興奮したんだ。「ぱろうる」は昭和47年3月18日オープン。それから一度も黒字になったことはなかったそうだ。だから、無くなっても文句は言えない。しかし、関西在住のぼくにとって、池袋パルコとは「ぽえむ・ぱろうる」のある百貨店、だった。
読んで驚いたのが、オープン時、「制作デザインの店」として、粟津潔真鍋博、清原悦志らのオリジナル原稿用紙、便せん、バッグやティーシャツを販売していたそうだ。知らなかったなあ。どこかの古本市に流れつくことないかしらん。