往来座「外市」で売れた本

どうしてこうなってしまったのか
 心に痛みを感じながら
 今夜のベッドに入ろうとしている
    吉田拓郎「淋しき街」


あきません、あれこれ、切羽詰まってきました。とうとう締切の決壊。滝壺に落ちる前になんとかくい止めなければならぬというのに。
中野晴行さん『謎のマンガ家 酒井七馬伝筑摩書房が届きました。「新宝島」は手塚の作なのに、著者名は酒井七馬となっていた。そのため、マンガ史では具合の悪いことに。そんなマンガ家の人物伝。これは「サンデー毎日」でインタビューすることにした。中野さんと久しぶりに会うのが楽しみ。
往来座外市で売れた本を書いておきます。
杉田比呂美『散歩の時間』250円(Y&N教員コンビ、Yさんの教え子の女子高生が買ってくれた。ぼくのファンだというが、ちょっと信じられないんですけど)
岡本太郎『私の現代芸術』800円、『美の世界旅行』1000円。どっちも初版の美本
関川夏央谷口ジロー『『坊っちゃん』の時代』500円、『明治流星雨』550円
串田孫一『文房具56話』ちくま文庫300円
ユリイカ」シュタイナー特集号500円
内田樹『おじさん的思考』500円
平林規好・ささめやゆき『看板物語』単行本1000円
土橋とし子『極楽さん』600円
村上春樹螢・納屋を焼く・その他の短編』新潮社・初版・帯800円
小林信彦『おかしな男 渥美清新潮文庫300円
武田百合子富士日記 下』250円
澁澤龍彦『高丘親王航海記』文藝春秋社800円
加藤恭子『星の王子様をフランス語で読む』ちくま文庫400円
ロアルド・ダールチョコレート工場の秘密』500円
中丸美絵『嬉遊曲、鳴りやまず』新潮文庫300円
あと、売れ残った本も、まだ往来座に置かせてもらっていますので、外市へ行けなかった方はその片鱗でも味わってきてください。お願い。

これからちょっとまた闘います