あきれるほどの晴天

あきれるほどの晴天。だが、ぼくには関係ない。
中央公論」の日本人論、ゲラ直しに追加原稿、ほかゲラを返したりで、午前中がつぶれる。10時30分に某所から電話があり、出ると、今日、10時から国立駅前で待ち合わせていた編集者からだった。お待ちしていたんですが、と言われ、ああっ!と声を挙げる。すっかり忘れていた。ただひたすら謝り、明日に振り替えてもらう。こんなこと、初めて。
午後から「ちくま」蟲文庫さんの原稿の続きに取り組む。ああ、石田書房さんの回が掲載された「ちくま」は、もうそろそろ店頭に並ぶと思います。「ちくま」は置いてあるところも少なく、足が早いから、素早くがめてください。さっき、ようやく蟲文庫さんの原稿を書き終え、送付。そのあいまに、本当は今日、締めきりだった産経の書評、青野聰『海亀に乗った闘牛師』集英社を読みつぐ。今日、締切の書評の本を、今日読んでたんじゃ、しょうがないが、しょうがない。
白水社から坪内祐三さんの新刊『変死するアメリカ作家たち』が届く。これは、坪内さんがフリーになった最初といってもいいぐらいの、「未来」に書いた原稿が中心になっていて、本当は、坪内さん最初の単行本となる予定だったという。