今日は今日の悔を残して

水曜日 泳いでる すいすいすいすい泳いでる 水すましは水の上 水すましは水の上
という歌がありました。詩は谷川俊太郎さんですね。ところが、あたしゃあ、とてもすいすいとはいかないのでありました。
天気はよかったねえ。ちょっと町歩きをしたくなるくらい。おっと、そうはいかないのでした。午前中ぎりぎりまで遅れた原稿を書いて、午後は竹橋「毎日新聞社」へ。今日は神保町スルーです。
次の著者インタビュー、丸谷才一のエッセイ集『双六で東海道文藝春秋はどうか、と打診するとあっさり決まる。決まったが引き受けてもらえるかどうかわからない。某所に連絡して、感触を探るが、「難しいんじゃないでしょうか」と制される。いちおう、電話番号だけ聞いて、帰宅して電話したら、丸谷さん本人が出て、「いいですよお」と即答。とうとう、丸谷さんに会うことになる。ぼくのなかでは、会いたかった作家のなかでは最後の大物かな。
「ささま」では、均一から阿部昭『エッセーの楽しみ』岩波書店を105円。店内で、重松敬一編『アパートの暮し』中央公論社315円、INAXカタログ『テレビ』420円を買う。
論座」から書評依頼あり。お待たせしました。向井くんの『早稲田古本屋街』未来社だ。
工作舎の対談本、山本とメールで対談、送りあう。吉田精一『随筆入門』紹介とともに、
二人で対談による『新・随筆入門』を作ろうということに。
彷書月刊」と社説をまとめる仕事、続けて入稿。あとは川上弘美さん『真鶴』書評を、なんとか明日中に。

今日は今日の悔を残して眠るべし眠れば明日があり闘いがある 山崎方代