加藤千晶「ドロップ横丁」

午前中かけて「ちくま」原稿を書く。TBS放送原稿も送付。
以下、脱力。
午後、西荻三鷹へ家内と車で。音羽館でがさごそ買う。ジャズのCDはだいぶ少なくなっていた。ウィントン・ケリーのトリオとウェス・モンゴメリーのハーフノートでのライブを買う。ほか、諸々。広瀬くんから、「これは、岡崎さんのためにとっておいた」と、言われ、昭和52年の小学生日記(渋谷区在住の小6)を1000円で買う。なかに、おっ!という記述あり。これは今週末、明大アカデミーで紹介するつもり。生徒は休まないように。
三鷹上々堂」では、家内が文庫カバーを、ぼくは本を追加。アヤさんから、「げんせん館」が移転する、という話を聞く。駅前へ移るらしいが詳細はわからない。辞めるというのではないから、これはいい話。また「上々堂」では、一枚だけ残っていた加藤千晶さんのファースト「ドロップ横丁」を買う。「あじさいの人」はマンダラのライブでも歌っていたと思う。いい曲だ。
2番の歌詞

 屋根の端に雨がぬれれば
 うたた寝下駄の音 気の散る縁側
 せまい夜も住めば都さ
 そこにたたずむ あじさいの人

「せまい夜も住めば都さ」なんて、いいねえ。加藤さんは車を運転しない人じゃないかな。歩くか、せいぜい自転車に乗ったぐらいのスピード、視線による観察が日常をビビットにとらえています。