木山捷平の面影をたずねて

朝、五反田。あまり買えなかったなあ。と言いながら、この日「ブ」を含め10冊以上は買ってるのだが。
宮脇俊三『昭和八年 澁谷驛』PHPは、こんな本出てるの知らなかった。300円。
のらくろ武勇談』『のらくろ決死隊長』は、あの布表紙の箱入り復刻本。各500円は安い。杉森久英『啄木の悲しき生涯』は河出のペーパーバック版。200円。このところ、啄木を少し読んでるため。昨日は寝床でポプラ社の子ども向け伝記『石川啄木』を読む。上京してからの貧困生活は少しだけ。もちろん子ども向けだから、女郎買いなどしない啄木がそこにいる。
1971年「少年マガジン」を買ったのは、冒頭のカラーグラビアが「ひとりぼっちの旅」というローカル線の特集。中記事で、真崎守のことくわしく書いてあり、モノクログラビア記事ではビートルズ。文章は詩人の清水哲男。企画・構成は大伴昌司なり。
昼、吉祥寺。河上くん、カメラの田村さんと待ち合わせ、木山捷平の長男、萬里さんの話を聞きにゆく。いま萬里さんが住んでらっしゃる家は、木山捷平も死ぬまで住んでいた場所だ。この話は、河上くんが作っている『阿佐ヶ谷会』の本に収まる予定。
坪内祐三さんから『酒日誌』マガジンハウス、届く。
夜、家族で上々堂へ精算に。年末12月30日「上々堂」での加藤千晶さんとのイベントは、告知していないのに、もう数名の予約が入っているらしい。その加藤さんのCDを、精算金で一枚買う。「おせっかいカレンダー」。帰りのキューブの中で聞いたら、こないだ、マンダラで聞いた曲が何曲か入っていた。