熱海へ

午前中、遅れた仕事を押し込み外出。そとは晴れ。
時代小説作家の星、佐伯泰英さんの取材で熱海まで行く。海辺の坂の途中に仕事場がある。ごつごつした岩のような石が敷き詰めた急坂。その向うは海。ぎらぎら光ってらあ。
佐伯さんはとても素敵な人だった。これはサンデー毎日に書く。
取材が終ると、さっさと東京へ戻ってくる。国立「ディスクユニオン」で、吉田拓郎「オールディーズ」、井上陽水「九段」を買う。CDを一枚は買わないと気がすまないような、変なことになっている。「ブ」で福田和也現代文学』を。バカにしたようなすごい表紙。
家に帰ったら、郵便受けがパンパン。書評の本やら、掲載誌やら、古書目録やら、手紙やら抱えるほど入っている。石神井書林の目録もドーンと届く。このところ、ずっと買っていないのに送ってくれていて、何とか買いたいと集中するが、欲しい本はたくさんあれど、値段を見て、ううん、とうなってしまうのだ。
今日は新潮文庫に入った谷川俊太郎『夜のミッキーマウス』を読む。谷川さんの詩集は文庫に似合うな。