前橋文学館「荒川洋治展」を見る

いやあ暑かったなあ。とくに今日、午後、前橋にいたので、あのへん、暑いんだよなあ。青春18きっぷ5回を消化しきれず、2回分残っていたのを、昨日は奥多摩方面の山登りで使い、今日、前橋文学館で開催中の「荒川洋治展」を見るために使った。いろいろ溜まった仕事もあるから、どうしようかと迷ったが、今日、このために使っていかないと、たぶん会期中には行けないだろうと思い、でかけた。青春18きっぷは有効に使わないと、使い切らない分が縛りとなるが、なにごとも腰の重いぼくにとって、いいケツ叩きになる。
前橋では駅前のレンタサイクルを借りる。200円。これは、ぜったい、そうしたほうがいい。行動半径が歩きの3倍から5倍はのびる。
荒川洋治展」では、学芸員の津島さん(きれいなヒト)に挨拶。会場を案内してもらいながら、展示品を見る。荒川さんの高校時代のノート、それに卒論も展示してあった。卒論の手書き文字の見事さに見愡れる。盗みたくなった。
それに、ぼくが描いたマンガ「荒川洋治のかきかた」が拡大して、パネル展示してあった。びっくり。
このあと、自転車で増水した広瀬川沿いに北上。移転した「大閑堂書店」を訪ねる。駅前もそうだが、前橋のあまりの人の少なさに驚く。ちょっと無気味なほど。これで町は成り立っていくのか、とおせっかいながら心配になる。市中を走り回っても午前3時の高円寺駅前よりまだ人が少ない。大閑堂は店売りもしているが、主力はネットに移行しているようだ。ご主人はパソコンに向ってらした。均一で、数冊買って、財布を見ると5000円と1万円札しかない。あわてて店内で1000円以上の本を、と思い、『藤子不二雄のまんがスクール』(中央公論社)という、子供向けのマンガの描き方の本を1800円で買う。こんなの、見たことないよ。
帰宅したら、白石、角田さん、カネコさん、澄ちゃんなどから、ちょっとうれいしくなるメールが入っていた。少し幸せな気分になる。これからアン・サリーを聞きながら仕事。