夏の終りの夕暮れに消えそうな空に

部屋にひきこもって、うんうんうなり、そのくせちっとも仕事のはかどらない岡崎でございます。悪戦苦闘のすえ、なんとか「中公文庫ものがたり」を送稿し、まだしばらく続く仕事を前に、ただ呆然とする。
そんななか、「サンデー毎日」グラビアの仕事をうかうかと引き受けてしまい、苦手なアポ取りをいくつかする。作家と酒場というテーマなのだが、これがうまくいかない。一軒は断られ、一軒は何度電話しても通じず、一軒は調べるとどうも店を閉じたみたい。二軒だけなんとかOkをもらう。
三浦しをん三四郎はそれから門を出た』ポプラ社をメモを取りながら読む。
日経の連載のため、前田一『サラリマン物語』その他サラリーマン文献をメモを取りながら読む。
青春18きっぷは二枚使っただけでぜんぜん消化できないや。
ビートルズ来日の数日を、当時の関係者の証言で追うドキュメンタリーをNHkでやってました。松村雄策の証言。松村の年下の友人が、当時小学生で、来日のその日、珍しくおじいさんが下校時に小学校まで彼を迎えてに来たという話がおもしろかった。不良の親玉、とんでもない悪者が東京にやってくる。あるいは「台風」が来る。孫を守らなきゃ。じいちゃんはそう思ったわけだ。ビートルズ来日は、良識ある大人たちにそんな印象を与えたらしいのだ。