阪神勝利を東京ドームで!

昨夜、東京ドームにいた。巨人・阪神戦。一昨日、晶文社阪神ファンの高橋さんから、この日のチケットが一枚余ってるんですけど、岡崎さん、どうですか、と言われ、二つ返事で「行く!」と答えた。じつは球場で野球を観るのは、小学生以来のことだ。このブログでおわかりのように、ぼくは自分でチケットを取って、何かを見るということがひどく苦手。誰かがおぜんだてしたり、無料のチケットをもらったり、というケースでなければ、自分からアクションを起こさない。驚くべきものぐさ太郎なのだ。
紀伊国屋書店新宿店勤務の書店員Hさん、その友人R太郎くん、そして高橋さんとカルテットで3塁側2階席に陣取る。Hさんが「狂」のつく阪神ファンで、もちろん阪神のユニフォームを着て、しかも2種類を用意(赤星が代走で出たとき赤星のユニフォームに)、ガンガンメガホンをうちならし、各選手の応援歌(?)もすべて歌える。気持ちよい熱狂ぶりなり。
阪神は5対1で買った。気分よし。ぼくも最後は「六甲おろし」を熱唱する。「遠い世界」に続く熱唱週間なり。
終わってからも駅前の居酒屋で乾杯。店の入口で席待ちをしている男性グループが阪神ファンで、ここでまたHさんと盛り上がる。すると、どこから現れたか、奥から阪神の法被を着た若者が飛び出してきてこれに加わり、またその後から階段を上がってきたおっさん阪神グループがいて、阿鼻叫喚、酒池肉林の世界となる。店員に注意された。
ぼくは初参加ながら、このHさん中心に書店出版業界の阪神ファン連ができているらしく、打上げに水道橋の青弓社営業のoさんが駆け付け5人で飲む。どこでそういう話になったか、25歳のRくんがマンガ狂だと聞き、しかし「包丁人味平」は知らんやろ、と言ったらとんでもない話で、oさんと二人でたちまち「包丁人味平」へのオマージュを語り出す。蟲文庫さんを囲む会で、向井・岡島による「包丁人味平」讃歌の再現なり。「包丁人味平」は、なぜかくも男たちを夢中にさせるか。ブラックカレーのように秘薬が混じってるのかもしれない。
ウィルバー・スミスの海洋冒険小説『虎の眼』文春文庫を読みはじめる。