長い一日でした

昨日は曇り空、きっとそのせいかしら。というのはユーミンの歌でした。といって、何かそれらしいことがあったわけじゃないけどね。
少しパラパラと小雨が降ったが、なんとか一日傘なしでもった。それがよかった。彷書月刊のぼくの特集号プレゼント企画で応募した5名の読者とともに、神保町均一ツアーが曇り空の下挙行された。タムラさんが顧問として参加、古書会館「和洋会」を皮きりに、彷書月刊編集部探訪、ほか諸々神保町の主要店を案内した。5名中、2名が若い女性。20代の男の子は、静岡からわざわざ来てくれた。申し訳ないような感じ。「退屈男」さんブログで話題の「ダイバー」へも行ってきました。ほんとうに店主は学習机に座ってるのな。
「ぶらじる」でそれぞれ買って来た本を披露したが、みんな筋がいいのに驚く。疲れたが、古本好きの裾野が広がっていることが実感できて有益だった。
このあと、女性2名を連れて、高田馬場へ。倉敷「蟲文庫」さんを囲む会に参加。くわしくは向井透史くんのブログを御覧ください。池袋「往来座」の心地よい暴走に笑い転げる。ほんと、いい奴だなあ。それに早稲田で荒川洋治さんの生徒だったこともわかる。「早稲田へ入ってよかったと思ったのは、荒川さんの授業を聞いたときです」と言う。いいこと言ってくれるではないか。荒川さんは授業の第一声に「最近の作家って自殺しないよねえ」と言ったらしい。
帰り、同じ方向の未来社の天野さんと途中まで一緒に帰る。天野さん、アン・サリーのファン。そうかそうか。

買った本も書いておこう。1ページ30行で100ページある古本購入ノートが終わった。
約1年2カ月で3000冊買ったことになる。バカだねえ。ノートはこれで9冊目。以下は10冊目をおろした記念すべき第一回の買物となる。
●高円寺「中央線」展
ヌマゲンさん『ぼくの伯父さんの喫茶店学入門』300円
滝田ゆう『さらば墨東夢明かり』(墨の字は、言わなくてもわかるね)500円
伊藤治郎『ブルドッグ』昭和2年の犬本 500円
ヘミングウエイ『蝶と戦車』河出の、言わなくてもわかるね 400円
●古書会館「和洋展」
洋酒マメ天国、池島信平『架空会見記』300円(イラストは和田誠
洋酒マメ天国の123、開高健柳原良平コンビ、三冊で1000円(函入り)
柳井乃武夫『感覚的パリ案内』300円
高橋慶江『パリの生活』第一書房400円
1955年博文館横線当用日記(仕事の備忘録で中身はつまらないが、恋人の生写真2点、名刺、株券取得状あり)200円
小松左京『地には平和を』早川ポケミス(ちょうど『SF魂』を読んだところだったから)
表紙とれだけど惚れ惚れする『子供之友』が200円。
小学生全集『幼年童話集(上)』はたった100円
●コミガレ
田中小実昌訳カーター・ブラウンのポケミスを2冊。各100円