昨日、音羽館で

追加
書いておかないと忘れそうなので。「ぐるり」6月号が届きました。特集は中川イサトさん。ギターの名手ですね。大阪で長らくギター教室を開いていて、押しも押されぬ押尾コータローは生徒だそうです。ほか、先日、コクテイルで御一緒した中川五郎さんのインタビューもある。荻原魚雷くんの連載も始まり、ますます近しい存在に。
末永昭二さんから新刊『電光石火の男 赤木圭一郎と日活アクション映画』ごま書房が届きました。第6章「大衆文化の中の『拳銃無頼控』」は、貸本文化と「拳銃無頼帖」の関係を調べたもので、『貸本小説』で名を馳せた末永さんらしい仕事です。
ああ、もう今週末に迫った、UBC、東京古書会館での黒岩「食道楽」比佐子さんとのトークショーのこと、告知してくれと再度頼まれたので、お知らせしておきます。黒岩さんは名門立川高校の出身。立川高校の出身者、いらしたら来場ください。高校時代の話も聞いてみましょう。


工作舎・石原さんよりファクス。週刊ポスト川本三郎さんが書いてくれた書評。うれしい書評だった。『気まぐれ』は幸福な本だ。
海ねこさんの旦那さん(昨夜、コクテイルでジャズの話などする)からいただいた、パット・メセニーのライブ音源をCDに焼いたのを聞きながら、昨日買った本をチェック。買った古本は、「くら寿司」などでがめた紙おしぼりで拭く作業をするのだが、均一などで買った本は、たいてい真黒になる。が、音羽館で買った本はほとんど紙おしぼりの色が変わらない。ちゃんときれいにしてから出すんだ。105円の本にそんな手間をかけては、ほんとうは儲けはないのだが、そのへん、さすが広瀬くんだ。
音羽館で昨日買った本は以下のとおり。すべて均一の児童書なり。
小野耕世が子ども向けに書いた伝記『手塚治虫』ブロンズ社(和田誠カバー)、『世界のふしぎ物語2年生』実業之日本社(昭和34)、あとは1970年代初頭に出た、あかね書房の「少年少女世界SF文学全集」を3冊。カミングス『タイムマシン28000年』、ハインライン『さまよう都市宇宙船』、ドイル『恐竜世界の探検』。いずれも小学校の図書室に置いてあったような本で、あとのSFものなど、これでSFにはまった人も多いのではないか。児童書を専門に取り扱っているような店なら、そこそこ値段をつけている。「まんだらけ」では、売価ではなく、買い取りの価格が1000円から1500円。『タイムマシン28000年』は某書店で6300円つけていた。