k市図書館古本市にダッシュで奪取

今日は、k市図書館で、年に一度の古本市がある日の初日。うがいちょうずに身を浄め、家族で車にて出かける。着いたのが9時35分くらいだったが、すでに20名近くが並んでいる。10時開始までにその数は50名以上にふくらむ。そのなかに山村基毅さんの姿あり。声をかけあい、少し言葉を交わす。
そしていよいよ突入。会議で使うようなテーブルをくっつけ、文庫、単行本、児童書、新書、マンガなどの島ができている。単行本と文庫を15冊づつほど買う。30冊買って、どうだろ。800円くらいか。買えば買うほど安くなる。もっと買えば買えるのだが、途中からめんどうくさくなって止す。業者らしき人は、抱え込むように、地引き網を引くように、かたっぱしから入れ食いで山のように買っていた。
金子光晴『樹懶(なまけもの)』河出、串田孫一随想集『牡牛の赤い眼』筑摩、小谷野敦八犬伝奇想』福武、チャペック『長い長いお医者さんの話』岩波など。美術書などは、上々堂の補充へ回そう。
戦利品を抱え、「ジョナサン」で昼食。小平駅まで送ってもらい、そこから西武線高田馬場へ。今日、午後から学習院生涯学習センターの講座があるのだ。たっぷり余裕をもって小平駅に着いたのだが、人身事故で西武線がストップ。けっきょく、高田馬場から学習院下にある校舎まで走ることになる。
今回は「読書」の話。初めて話す内容なので、時間配分等決めずに喋り出したのだが、うまくいったかどうか自信がない。11名の登録者があり、そのなかには見知った顔が数人いた。ひと箱古本市に参加したという女性がいたり、読書ブログを持っている若い男性がいたり、さまざま。
このあと、神保町へ。コミガレで、大阪本を2冊買い、キントトで取材しながら、大阪本をまた2冊。けっきょく、キントトが神保町の古書店では、もっともお笑いを中心に大阪本を持っていることがわかる。これで「大阪人」取材のボディができた。「三茶書房」で、探偵小説作家賞のブロンズ像を撮影、また幡野さんに話を聞く。と、急に店内が暗くなり、衝撃とともに沛然たる雨が落ちて来た。すごい雨だった。