一つ山越しゃほんだらったほいほい

仕事は「一山越えた」と書いたが、勘違いだった。うーん。目の前、真っ暗になる。あちこちからゲラ、電話、メールが舞い込む。
昨夜、家族で外出。「くら寿司」で夕食、三鷹上々堂」へ精算金受け取りついでに補充に行く。今月の売り上げは3万円ほどで、取り分の2万円ほどをもらう。思えば、ひと箱古本市だと、この一月分を、わずか4時間で売ったのだ。いかにひと箱がすごいか。
連雀通り「ブ」を覗くが買物なく、くるりと、背面の半額文庫を見ると、ちくま学芸文庫の棚に、大槻文彦言海』がある。1300円。定価は2200円プラス税だからね。こんなの、ぜったい今後見ることないと思い、買う。書き込みあり『マイブック』が105円。
「ジョナサン」で休憩。お父ちゃんは金持ちやから、なんでも好きなもの食べなさい。わあ、やった。お父さん万歳、と妻と娘は、パフェを注文。ぼくはコーヒー。あれ、ジョナサンのコーヒー、けっこうおいしいじゃないの。
今日も雨、でした。珍しいことだが、その気になれず、五反田をパスする。それで、雨が降ったのか。妻が外出するので、カレーを作る。昼食食べついでに国立へ。「ブ」で、小島信夫・森敦『対談・文学と人生』講談社文芸文庫800円を買う。こんなの、ぜったい今後「ブ」で見ることないと思う。これ、雑誌「文藝」に連載されたもので、単行本化されていない。坪内祐三さんがそれを指摘した文章があり、講談社文芸文庫に入った。だから解説は坪内さん。ただし、解説者に指名されたことに対する複雑な思いを書いてある。
小島と森は非常にひんぱんに会っていたことが、この対談でわかる。小島の娘婿が「同性愛ですか」と言った、とある。「男性で、あまりに男性的で立派な人、こういう人はやはり作家になれない」と、これは森の発言。
「大阪人」大阪古書店特集で原稿依頼あり。林さんのブログを読むと、善行にもあったみたい。ぼくは神保町で大阪の本を探すというもの。
秋元康事務所から電話。サンデー毎日に書いたインタビュー記事、非常にいい記事だったとおほめとお礼の電話。こっちがお礼を言いたいくらいだ。
週刊ブックレビューから出演依頼あり。7月6日に撮りがある。