彷書月刊特集目次決まる

昨日、メールによるデータ送稿(妻でないとできない、その妻が不在)を忘れていた、「教員養成セミナー」連載原稿「よろず古書店」の書影に撮るべき本「プレイガイドジャーナル」を、直接、編集者に手渡すため、夜、高円寺まで出向く。手渡したあと「コクテイル」へ繰り込む算段。大石書店で、吉田健一『酒肴酒』光文社文庫を230円で買う。こういうのは新刊書店で買わなあきまへん。でも、旧光文社文庫も持ってるし、要するに、林さんのカバー絵(装幀は間村俊一!)と、坂崎さんの解説が欲しかったんだ。
都丸で谷崎潤一郎『雪後庵夜話』中央公論社が300円。これ、いい本だなあ。バッグに入れると、大判の函の角がくっきり出て、入れ甲斐のある本だ。で、コクテイルは休みだった。じゃんじゃん。イベント等で行く以外で、ひょっこり訪ねると、僕の場合、休みの日が多い。開いてる確率3分の1ぐらいと、めちゃくちゃ低い。あとで知ったが、この夜、花見をしていたんだ。狩野さん。まあまあ、いいよ。行く回数が少ないんだから仕方ないや。
国立まで戻り、古本流通センター店頭で、ほるぷ復刻が200円均一で出ている。詩集がけっこうあって、萩原恭次郎『死刑宣告』を買う。これは欲しかったんだ。
そして今日か。雨ですね。けっこう強く降っていた。春の雨はやさしいはずなのに、すべてがぼやけてくる。どってことないんかな、と小椋佳が歌ってました。サンデー毎日の日なので、神保町経由、書肆アクセスで、頼まれていたサインを入れ、井上一雄『バット君』復刻版を買う。これ、よくできているわりに安いの。750円だって。その前に、雨だから均一巡りができなくて、古書モールを訪ねる。均一で、筑摩書房、生活の随筆6『訓』(遠藤周作「恐妻武者修行」が読みたかった)、高峰秀子『巴里ひとりある記』創藝社を300円で買う。
サンデー終え、雨のなか、また神保町へ戻り、彷書月刊編集部を訪ねる。4月末発売の特集「岡崎武志古本劇場」の全容が固まって来た。ちょいと目次を紹介しておくと
山本善行岡崎武志が上京するまで」4P
岡崎武志坪内祐三対談 6P
均一小僧の気まぐれ古書店紀行 100回記念「天誠書林」4P
南陀楼綾繁内澤旬子岡崎武志アンダーグラウンド本棚紹介」6P
岡崎武志を語る 娘を含む知人友人など12名による 6P
岡崎単行本未収録原稿 1「小津『麦秋』デッサン」(小津安二郎論 3P)
2「こんなお楽しみもあるのだ(映画以外の名セリフ)」
1992年高円寺日記 2P
岡崎武志文学アルバム 2P
年譜 2P
プレゼント 1P
となっている。もりだくさんで、できあがるのが楽しみなのはぼくの方。プレゼントは30名くらいには行渡るように考えている。娘の今回の「うちのお父さん」生原稿も含まれています。生原稿流出!
山本の原稿だけ読ませてもらったが、高校時代からのつきあいのある山本でないと書けない原稿になっていた。とてもうれしい。山本善行特集のときは、もちろんぼくが書く。
この特集号発売にあわせて、コクテイルでイベントを計画しています。詳細は追ってお知らせします。