生田「絵葉書王」誠のすごい本が出た

林哲夫さんの個展が東京であります。林さんも上京されます。初日は会場にいるみたいなので、生の林さんを見たい人は初日が狙い目。なんでも洲之内さんの「現代画廊」があった近くらしいのですが。
林哲夫「遅日小品展」
■日時
平成18年3月30日(木)〜4月5日(水)
午前10:30〜午後6:00 会期中無休
■会場
岸本画廊 中央区銀座6−12−15 西山ビル3階 03-3571-5122
続いて「スムース」仲間の生田誠さんが、淡交社より素敵な本を出されました。『日本の美術絵はがき1900→1935』という本。これは見ると、わあっ、と言いますよ。生田さんの絵葉書コレクションのなかから精粋した510点が、ジャンル別にオールカラーで紹介されている。夢二あり清方あり浅井忠あり。これが眺めているだけでうっとり。いったい、これを集めるために、生田さんはどれだけおぜぜをつぎ込んだのだろう。軽く新車一台分、いやいやそんなものじゃない。もうひとケタ? 徹底しているコレクターならではの仕事でした。
海月さんから「いろは 4」が届く。これが、なんと中林洋子特集。あの中央公論の『日本の文学』を始め、シリーズ全集もののデザインを手掛けた、本職はファッション・デザイナー。ぼくは『貴女のためのアイディア』という、ビロード地を張った、なんとも素敵な本を手に入れてから、中林さんに恋をしてしまったのだが、ほとんど何もわからなかった。それが、この「いろは 4」で、一挙判明。彼女が装幀した本のコレクションもあり、これ以上望むべくもない特集なのでした。
新潮文庫Yondaのヒ−リングCDが送られてきた。もう家は、同グッズだらけさ。このCD、森の中の鳥のさえずり、川辺、海の波の音が20分ずつ収録されている。ただそれだけ。でも気持ちいいな、これ。
NHKラジオから出演依頼。古本をテーマにしたクイズをぼくが出す、というものらしい。電話出演になりそう。
週刊朝日」の原稿を書いたが、担当の方がこの春から「新書」編集部へ移るとメールがあった。朝日新書、ができるんだ。いよいよ過熱、新書戦線。
午後、自転車で立川栄「ブ」に散歩。中公文庫を7冊ほど。稲垣浩『ひげとちょんまげ』はたしか持ってなかったからよかった。