トークショーに向井くんが

18日の六本木でのトークショーに向井くんがゲストで来てくれることになりました。
楽しみです。以下、告知です。終わってから、たぶん向井くんを交え、飲み会に流れることになると
思います。その参加も含め、どうぞ、気軽にお越しください。コクテイルジュンクに続いて、
ぼくのイラスト入りカップ&ソーサープレゼントも用意しています。

スペシャル・ゲスト
『早稲田古本屋日録』(右文書院)著者・向井透史さん


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『気まぐれ古書店紀行』(工作舎)刊行記念
「均一小僧の独演会」 岡崎武志さんトークショー
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■2006年3月18日(土)19:30〜21:00(開場19:00)
■会場:ストライプハウスギャラリー(青山ブックセンター六本木店より徒歩5分)
■定員:30名様
■入場料:500円 要電話予約
■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店 電話:03-3479-0479

トーク終了後にはサイン会もございます。
(『気まぐれ古書店紀行』の表紙をはずすとあらわれるサイン&イラスト欄にお入れ
します。)

※当日、抽選で5名の方に石丸澄子さん表紙画のシルクスクリーンプレゼント!
このシルクスクリーン、ほんとすごいよ。ぼくが欲しいくらいだ。古書店関係者は、人海戦術を使ってゲットすべし。


昨夜、「ブ」で105円で買った栃折久美子森有正先生のこと』筑摩書房を読み出したらやめられない。この本が出た2003年にもちょっと話題になったが、装幀家の栃折が要するに森有正にのぼせてしまったのである。67年から森の死の76年まで、栃折は森に接近し、なかば東京在住時の秘書的役割を果たした。その過程、栃折が尊敬を通り越して、男として森を見て、森もプロポーズらしき言葉を発するに至る。その仲は、業界では半ば公然だったようだ。最初、ちょっと怖いなあと思いがなら読み、しかし、一線を置いて栃折が見る森像というのが、森の著作からはうかがいしれない人間くさいもので、やはりこれは優れたドキュメントであり、愛の本だと思い、途中からは気持ちよく読めた。
最後、ルリユールに専心し、『モロッコ革の本』を出したあたりから、栃折と森には距離ができる。そして友人から知らされた死の知らせ。その晩、谷崎潤一郎賞の授賞式に栃折が行く。以下、引用。
「大勢の人のゆきかう大広間で、加賀さん(乙彦さん、ですね/岡崎)が私を見つけて、慰めてくれた。大江健三郎さんは、傍に来た人を、『あとにしてください。今この人と大事な話をしているんです。この人は今日はお通夜なんですから』と追い払って、相手になってくれた」
オリエンタルラジオふうに言うなら、「健ちゃん、やっぱりカッコいい」。読了後、森有正を引っぱりだして読む。山本善行に電話。このこと話すと、「角川文庫の森有正『遥かなノートル・ダム』はないぞ」と言われる。たしかに、見ないな。というより、角川文庫に森有正が入っていた時代があるということにあらためて驚くのだ。
トリノ五輪で日本男子が回転で50年ぶりに入賞した、とニュースで伝えていたが、その50年前、日本人選手で銀を取ったのが、猪谷千春さん。画面にも映っていた。
今日はサンデー毎日西加奈子インタビューをまとめて送付。娘が小学校の生徒会副会長に立候補し、その演説が今日あったという。もし当選したら、好きなものを食べさせてあげると約束する。
ダイヤモンド社『ニッポン文庫大全2』諸事情から出版がストップし、いただいた原稿が宙に浮いていたが、このたびお詫び金をつけて、各執筆者に返送することが決まる。ずっと胸のつかえになっていたので、ホッとする。こちらもストップしていた光文社新書の書下ろしに、再び着手。あれこれ、詰まって流れなくなった側溝のような仕事、徐々に流していかねば。