長い一日だった

いま、もう日付けが変わった24日の12時40分。急いで、23日のこと書き留めておこう。
まず朝6時起床で、TBSへ。『宇宙旅行ガイドブック』を紹介する。朝食会に久しぶりに出て、ハイヤーで立川まで送ってもらう。立川オリオン書房ノルテ、で『気まぐれ』にサイン。担当Sさんという、文芸書担当の書店員として業界では有名な人で、ぼくの本、ほかのものもコーナーを作って並べてくれていた。うれしい。『気まぐれ』を含め15冊くらいにサイン、作家の似顔絵を入れる。
西荻へ移動。音羽館前で北海道新聞Wくんと待ち合わせ。『気まぐれ』の取材を受ける。音羽館店頭均一で10冊ほど買う。取材を終え、音羽館で『気まぐれ』30冊にサイン、似顔絵を入れる。音羽館が倉庫がわりに使っているマンションの一室で作業をする。静かで集中できる。広瀬夫人が店から、似顔絵用のいろんな資料を持ってきてくれて、いままでとは違う人も描けた。篠山紀信を描いたのは初めてではないか。
次に池袋へ。ジュンク堂で、夜、坪内祐三さんとのトークショーがある。大宅文庫での坪内さんとの邂逅、これまでよそで喋ってきたが、年月日を含め、ぼくの記憶をことごとく坪内さんに正される。いっしょに行った食堂で食べたのは、C定食、というところまで覚えているのには驚嘆。
二人のトークショーなので、最初『気まぐれ』についてばかり触れるのはまずいかと思っていたが、途中で、坪内さんのほうで気を遣ってくれて、話の方向をそっちに向けてくれる。1時間あれこれ喋り、質問タイムを経て、コクテイルに続き、ぼくの手描きイラスト入りカップ&ソーサーをじゃんけん大会でお客さんの一人に手渡す。あとで聞いたら、ゲットしたのは思潮社の営業の人だったみたい。
トークショー終わってから、サイン会。ずいぶんたくさんの人が並んでくれて、面目がたつ。それから有志15名で近くの居酒屋へ移動し、わいわいと話ながら飲む。タムラさん絶好調。
西加奈子さん『きいろい象』は、最初に想像したよりはるかにいい作品だった。これは逢うのが楽しみ。と、思っていたら「編集会議」のHさんから、西さんがかつて「編集会議」に出たインタビュー記事を送られる。これは助かった。
あれこれ、やらねばならぬことあるが、もう今夜は悪いが寝る。長い一日だった。