はせがわくんすきや

午後、自転車で一ツ橋学園、鷹の台周辺散策。風が冷たかった以外とくに書くことないや。
一ツ橋「ブ」で文庫数冊。鷹の台「ゆめや」で均一漁ってたら、ご主人に声をかけられ、店内に入ってあれこれ喋る。真鍋博『イラストからの発想』PHPは、真鍋の本なのにイラスト皆無、だが一応買う。500円。長谷川集平『音楽未満』マガジンハウスは現在品切れで、700円。八木義徳『文学の鬼を志望す』福武書店が500円。イアン・フレミング『ロシアから愛をこめて』創元推理文庫は007の映画スチールがカバーに、90円。
『音楽未満』にこんなことが書かれてあった。セロニアス・モンクの指輪にはMONKと彫られてある。これを逆さまから見ると、KNOW、すなわち「知る」になることを息子に教える。そこでモンクのせりふ。
「そう、知る、だ。これがオレたちの名前の意味なんだ。知らなきゃいけない。オレたちは知ることで自由に、そして自分自身になっていくんだよ」
『音楽未満』は、音楽エッセイより少し踏み込んだ、音楽を通じての長谷川集平の生き方の表出になっている。これは見かけより、はるかに骨のある本だ。はせがわくんすきや。
ちょうど、「セロニアス ヒムセルフ」というモンクのCDを手元に出してあった。今夜はこれを聞こう。