キューブはすいすいと夜の道

ええ天気ですがな、またどこかへ行きたくなりますねえ。青春18きっぷもあと一枚残っているし。松本へ蕎麦でも食いにいくかな。「まるも」でコーヒー飲んで、古本屋を……
あかん、あかん。やることやらんと。半日かけて『人は見た目が9割』と、名古屋で買ってきた飯島愛『どうせバカだと思ってんでしょ!』を読み、メモを取る。中央公論の原稿なり。準備さえすれば、夕食前に4枚ほどを1時間半ほどで書き上げる。書き出すと早いんだよ。ちょっと手直しして送稿。
今日は、ライブドアヒューザー、ミヤザキツトムと大騒ぎさ。ぼくは関係ない顔で午後、散歩。一ツ橋「ブ」で小島信夫各務原 名古屋 国立』など、ちょこちょこっと買って、上水沿いの「みどり文庫」に寄る。コーヒーをごちそうになりながら、あれこれご主人と話をする。コーヒーをごちそうになって手ぶらで帰るわけにはいかない。『CMにチャンネルをあわせた日 杉山登志の時代』パルコを1200円、糸井重里村上春樹『夢で会いましょう』を300円で買う。大幅におまけしてもらった。悪いなあ。
夕食後、上々堂へ補充を兼ねて、精算金をもらいに行く。連雀通りは空いていて、キューブはすいすいと夜の道を走る。途中、連雀「ブ」へ寄り、林望『書薮巡歴』の親本ほか本をちょこちょこっっと、井上陽水『ガイドのいない夜』を買う。「愛の装備」というのが名曲なんですよ。夜のハイウェイを走りながら聞きたい曲だ。ただし、かつてFMでやったライブで歌ったときの、バラードっぽい編曲のが印象に残っている。
上々堂、今月の精算は44冊売れて2万円強。家内が作った手づくり文庫カバーも置いてもらう。石丸くん、地震のことをやたら気にしている。父親になったからだ。幼い命を見つめていると、自分はどうでもいいから、幼い命の未来を考えてしまうのだ。
帰り、恋が窪「いとう」へ寄ってジャズのCD2枚買う。「ゲッツ/アルメイダ」と、ヴァ−ブで録音された女性ボーカルのアンソロジー2枚組。お金が入ると、すぐ気が大きくなる。
今日、また年賀状が2枚来た。1枚は10日の消印が押してある。ちょっと届くのが遅すぎるんじゃないか。北海道新聞が届いたのは『詩人たち ユリイカ抄』の書評を書いたからだ。同じ紙面に川本三郎さんの著者インタビューが載っていた。ご一緒できて、ちょっとうれしい。川本さん、ほんと、いい人なんだよ。